『奇人と異才の中国史』 井波 律子 著、岩波書店(岩波新書)、2005年
[Reading Journal 2nd:読書日誌]
まえがき
井波律子の『三国志曼荼羅』を読み終った。とても面白く、とてもためになった本でした。これまで井波の本は何冊も読んできたが、ちょうど本棚に積読されているこの本『奇人と異才の中国史』があったので、読んでみたいと思った。
この本は、長い中国の歴史で名を残した人を列伝風に集めている本ですが、井波の本で中国史全体を眺める本と言うと『故事成句でたどる楽しい中国史』がある。これを参照ながら読んでみよと思った。それではよみはじめよう。
「まえがき」では、本書の構成についての簡単な紹介がある。
『奇人と異才の中国史』は、春秋時代から近代まで、約二五〇〇年の中国の歴史の中で、様々な分野で活躍した五十六人を「列伝体」のスタイルで書いたものである。個々の人生を追跡しながら、多角的な視点から、中国の長い歴史をたどりなおすことを目指している。
そして、彼らの実像をリアルな形で紹介するために、彼ら自身の書や画、また史書に収録された本伝などを掲載している。
その五十六人の中には、医師、冒険家、科学者、芸人など、従来、紹介される機会が少なかった人にも光を当てている。
関連図書:井波 律子(著)『故事成句でたどる楽しい中国史』、岩波書店(岩波ジュニア新書)、2004年
目次
まえがき
I 古代帝国の衰退
1 すべての始まり —- 春秋・戦国・漢
孔子
商鞅
荘子
秦の始皇帝
漢の高祖
司馬相如
司馬遷
班超
2 乱世の英雄と批判精神 —- 三国・西晋
曹操
諸葛亮
華佗
竹林の七賢
杜預
3 花開く貴族文化 —- 東晋・南北朝
王導
王羲之
顧愷之
謝道韞
陶淵明
顔之推
II 統一王朝の興亡
1 政治と詩の世界 —- 唐・五代
則天武后
李白
顔真卿
白楽天
魚玄機
馮道
李煜
2 新しい知識人たち —- 宋
林逋
王安石
沈括
徽宗
李清照
辛棄疾
3 世界は広がり思想は深まる —- 元・明
趙孟頫
陶宗儀
鄭和
沈周
王陽明
李卓吾
徐光啓
III 近代への跳躍
1 王朝交替期を行きぬく—- 明末清初
馮夢龍
張岱
柳敬亭
毛晋
余懐
柳如是
2 歴史と芸術をみつめなおす —- 清
万斯同
八大山人
孔尚任
納蘭性徳
揚州八怪
趙翼
3 西洋と向き合って —- 清末・民国初期
林則徐
厳復
梁啓超
秋瑾
魯迅
あとがき
参考文献
人物索引

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