現在読書中 [Reading Journal 2nd]

[読書日誌]『アメリカ革命』
上村 剛 著
上村 剛 著
『アメリカ革命』とは、今日のアメリカ合衆国の始まりを意味する。著者はこのアメリカ革命がアメリカの始まりを意味するのだったら、それは何の始まりだったかという問題意識を持って議論を進める。そして、それは成文憲法の始まりであるとしている。:『アメリカ革命』より

[読書日誌]『なぜ古典を読むのか』
イタロ・カルヴァーノ 著
イタロ・カルヴァーノ 著
『なぜ古典を読むのか』は、イタノ・カルヴァーノの古典に関する文章を集めたものである。その多くは彼がまだ編集者だったころ、文学叢書の「まえがき」を飾った。今日の文章では、古典の様々な定義をあげて、その価値を浮き彫りにしている。:『なぜ古典を読むのか』より
最新 [レビュー]

[レビュー]『『空海の風景』を旅する』
NHK取材班 著
NHK取材班 著
『『空海の風景』を旅する』は、司馬遼太郎の『空海の風景』を元にしたNHKの特番「空海の風景」を本にしたものである。『空海の風景』の世界をもう一回り大きく取材し、その内容に新たなエピソードを添え、空海という天才に迫ろうとしている。:『『空海の風景』を旅する』より

[レビュー]『空海の風景 新版』
司馬遼太郎 著
司馬遼太郎 著
司馬遼太郎の『空海の風景』は、「天才とはなにか」ということを空海という人物を通して描いた伝記である。しかし、この作品はそれにとどまらず司馬遼太郎の真言密教、仏教の考え方、そして「理趣経」を通しての性欲への問題意識がある。:『空海の風景』より

[レビュー]『引き揚げを語る』
読売新聞生活部 編
読売新聞生活部 編
日本で民間の引き揚げ人数は約三一九万人、そして犠牲者は約三〇万人であった。この数は、広島の原爆、沖縄戦、東京大空襲などの犠牲者と比べても圧倒的に多い人数である。そして、実際の戦争というものの凶悪さはこの引き揚げのような状況の中にある。:『引き揚げを語る』より

[レビュー]『灯台へ』
ヴァージニア・ウルフ 著
ヴァージニア・ウルフ 著
ヴァージニア・ウルフの『灯台へ』は、斬新な文体と繊細極まる内部表現によって、モダニズム小説の先駆であり頂点の一つとされる小説である。幼いジェームズの「灯台に行きたい」という願いに始まり、それから十年後、彼らは灯台に到着する。:『灯台へ』より

[レビュー]『上野アンダーグラウンド』
本橋 信宏 著
本橋 信宏 著
上野アンダーグラウンドは、上野の陰の部分を扱うとともに上野をキーワードにして、広く社会のネガティブな部分をあぶりだしている。内容は極めて広く、中国エステや出会い系喫茶、上野にかつてあったスラム街の話や宝石街の話など多岐にわたる。『上野アンダーグラウンド』より

[レビュー]『冬の日誌/内面からの報告書』
ポール・オースター 著
ポール・オースター 著
この本は、『冬の日誌』『内面からの報告書』という二冊の本からなっている。そしてこの二冊、オースターの肉体に起こったことを書き記した『冬の日誌』と子どものころからの心の中を探索する「内面からの報告書」は、明らかに対をなす。:『冬の日誌/内面からの報告書』より

[レビュー]『忘れられた日本史の現場を歩く』
八木澤 高明 著
八木澤 高明 著
『忘れられた日本史の現場を歩く』は、写真と文章から構成されたルポルタージュである。著者は今では忘れられた日本史の現場に分け入り、土地の人に話を聞きその痕跡を探りそして、写真に記録している。:『忘れられた日本史の現場を歩く』より

[レビュー]『あつあつを召し上がれ』
小川 糸 著
小川 糸 著
人生にはいろいろな人生があり、そしてその人生に刻まれた特別な料理がある。この本はそんな人生に寄りそう料理を中心とした七つの短編集である。どの料理にもどの話にも、小川糸のスパイスが効いていて、あなたの心を温めてくれる。:『あつあつを召し上がれ』より

[レビュー]『新装版 ペルーからきた私の娘』
藤本和子 著
藤本和子 著
藤本和子のこのエッセーは、表題の『ペルーからきた私の娘』と他の二つの話からなる。どれもめったに起こらないような話だが、でも大事件が起こるというわけでもない。そしてそれが日常の延長として淡々と語れている。:『ペルーから来た私の娘』より

[レビュー]『こころの音読 名文で味わう英語の美しさ』
斉藤兆史 著 [全1回]
斉藤兆史 著 [全1回]
『英語達人列伝』の斎藤兆史による音読教本。斎藤が選んだ名文を音読しながら英語を磨く教本である。文章も易しくなく難しくない程度を選んであり、音読だけでなく、その他の使い方に関しても指南している。:『こころの音読 名文で味わう英語の美しさ』

[レビュー]『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』
河野啓 著[全1回]
河野啓 著[全1回]
「七大陸最高峰 単独無酸素登頂」を目指した。栗城史多のノンフィクション。栗山は自撮り登山で、時代の寵児となった。しかし、その「無酸素」や「単独」はある意味誇大広告であった。『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』より
最新 [マガジン]

[マガジン]「2025年に見るべき現代アート」
pen Mar.2025
pen Mar.2025
特集は2025年に見るべき現代アートである、この特集では絵画を始め、書、写真、彫刻工芸作品などの現代アートの作家を38人紹介されている。その中で個人的に気に行った作品たちを選んだ。その他、ポール・オースターの『4321』の書評など。:『Pen Mar.2025』より

[マガジン]「新日本の絶景」
旅行読売2025.2
旅行読売2025.2
特集1は「新・日本の絶景」である。土地の観光通に聞いた”穴場“的な絶景を紹介している。いろんな絶景が紹介されているが、その中には、なんと”廃墟“まで!次に特集2は「大河ドラマ「べらぼう」の世界」である。:『旅行読売 2025年2月号』より
再掲載 [Reading Journal 1st]
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過去の読書記録
- 53 NHK取材班 『『空海の風景』を旅する』
- 52 M.J.アドラー / C.V.ドレーン『本を読む本』[全20回]
- 51 司馬遼太郎『空海の風景 新版』
- 050 宮地 尚子『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』[全7回]
- 049 ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』[全20回]
- 048 エドガー・H・シャイン『問いかける技術』[全14回]
- 047 井波 律子『故事成句でたどる楽しい中国史』[全28回]
- 046 「2025年に見るべき現代アート」pen Mar.2025
- 045 高田 明典『難解な本を読む技術』[全13回]
- 044 エドガー・H・シャイン『人を助けるとはどういうことか』[全22回]
- 043 「新日本の絶景」旅行読売2025.2
- 042 読売新聞生活部『引き揚げを語る』
- 041 ジャン=ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』[全27回]
- 040 ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』
- 039 大竹 文雄『あなたを変える行動経済学』[全10回]
- 038 リチャード・ボヤツィス 他『成長を支援するということ』[全14回]
- 037 本橋 信宏 著『上野アンダーグラウンド』
- 036 大竹 文雄 著『行動経済学の使い方』[全15回]
- 035 湊 一樹 著『「モディ化」するインド』[全21回]
- 034 ポール・オースター 『冬の日誌/内面からの報告書』
- 033 「登らない富士山」旅行読売2024.10
- 032 八木澤高明『忘れられた日本史の現場を歩く』
- 031 白井恭弘『外国語学習の科学』[全17回]
- 030 瀨戸賢一『日本語のレトリック』 [全18回]
- 029 東山紘久『プロカウンセラーの聞く技術』 [全17回]
- 028 田中貴子『猫の古典文学誌』[全19回]
- 027 小川 糸 『あつあつを召し上がれ』
- 026 藤本和子 『新装版 ペルーからきた私の娘』
- 025 柳田邦男 『人生の一冊の絵本』[全27回]
- 024 東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』[全17回]
- 023 辰濃和男 『文章のみがき方』[全20回]
- 022 山口仲美 『日本語の古典』[全32回]
- 021 北川前肇 『宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる』[全14回]
- 020 エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』[全41回]
- 019 松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』[全20回]
- 018 福間 詳『ストレスの話 メカニズムと対処法』[全14回]
- 017 若松 英輔, 小友 聡 『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 [全12回]
- 016 牧野 知弘 『負動産地獄 その相続は重荷です』 [全10回]
- 015 小友 聡 『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』 [全15回]
- 014 鹿毛 雅治『モチベーションの心理学 : 「やる気」と「意欲」のメカニズム』 [全42回]
- 013 岩渕悦太郎 『悪文 伝わる文章の作法』 [全16回]
- 012 小友 聡 『コヘレトの言葉を読もう』 [全14回]
- 011 斉藤 兆史 『こころの音読 名文で味わう英語の美しさ』
- 010 波多野誼余夫/稲垣佳世子 『無気力の心理学 改版 : やりがいの条件』 [全13回]
- 009 木下 長宏 『ゴッホ<自画像>紀行』 [全16回]
- 008 藤原 彰『餓死した英霊たち』 [全23回]
- 007 坂本 真士 『ネガティブ・マインド : なぜ「うつ」になる、どう予防する』 [全17回]
- 006 坂口哲啓 『書簡で読み解く ゴッホ――逆境を生きぬく力』 [全15回]
- 005 斎藤 兆史 『英語達人列伝 II』 [全13回]
- 004 辰濃 和男 『文章の書き方』 [全17回]
- 003 吉川 祐介 『限界ニュータウン 荒廃する超郊外の分譲地』 [全7回]
- 002河野 啓 『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』
- 001 加藤 陽子 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 [全36回]