『AI 英語革命 Ver.3』 谷口 恵子 著
[Reading Journal 2nd:読書日誌]
第5章 ChatGPTでリスニングを学ぶ
今日のところは「第5章 ChatGPTでリスニングを学ぶ」である。「実践的な英語を身につけ」ためにはリスニングの練習が欠かせない。また、リスニングは3ヵ月など一定期間毎日トレーニングを続けると、飛躍的に伸びる分野である。ここリスニング用スクリプトもChatGPTで作ることができる。ここでは、音声NaturalReaderとChatGPTを組み合わせたリスニングの練習法が紹介されている。また、伝統的な練習法である「ディクテーション」「リピーティング」「オーバーラッピング」「シャドーイング」などのやり方の解説もあり、さらに著者自身が推奨している「7ステップのタニケイ式シャドウイング」も紹介されている。それでは、読み始めよう。
30 NaturakReaderでリスニング
リスニングで使用するお勧めの音声AIは「NaturalReader」である。NaturalReaderは無料版でも十分使える。英文を貼り付けるだけで、音声を読み上げてくれる。
31 音読 (Read Aloud)
音読 (Read Aloud)は、「聞く・話す・読む」を一度に研ける万能トレーニングである。
音読もChatGPTを利用すると効果的な練習ができる。まず音読素材を作ってもらう時にテーマやれべれの設定を行うことができる。さらに、区切り位置を記入してもらったり、和訳と単語リストを作ってもらうこともできる。
プロンプトには、「語数」「テーマ」「単語レベル」(CEFR B2レベルなど)を指定し、「区切り位置を入れた英文を作ってください」「和訳とCEFR B2レベルの単語リストを作ってください」などと指定するとよい。
32 ディクテーション
ディクテーション(聞こえた英語を書き取る練習)は、自分の弱点に気づき、強化するために効果的なトレーニングである。とくにリンキング(単語と単語の間で起こる音の変化)を意識的に拾う訓練となる。
ChatGPTでディクテーションを行う場合は、
- ChatGPTに英文スクリプトを作ってもらう(150ワード程度がお勧め)
- NaturalReaderなどの音声AIでそのスクリプトを読み上げてもらう(一文、もしくは区切りのよいところまで聞く)
- 聞いた音を書き取る(パソコンなどでタイプするでもよい)
- 答え合わせをする(弱点を目立たせる)
- 答えの英文を目で追いながら音声を聞く(3回以上)
プロンプトには、レベルやテーマと共に「聞き取りが難しいリンキングを多く含めて下さい」や「息継ぎをする所で改行して、間に/pause/と入れてください」「最後にリンキングや聞き取りが難しい単語など、要注意ポイントをまとめてください」などとするとよい。
33 リピーティング
リピーティングは、英文を一文ずつ聞いてそっくりそのまま声に出す練習です。英文を見ながら発話してもかまいません。
ChatGPTでリピーティングの練習をするには、
- ChatGPTに英文スクリプトを作ってもらう。
- NaturalReaderなどの音声AIでそのスクリプトを読み上げてもらう。音声を区切り位置まで聞いてそのまま繰り返す
- 違和感のある箇所があれば何度もリピーティングする。
プロンプトには、レベルやテーマと共に「聞き取りが難しいリンキングを多く含めて下さい」や「息継ぎをする所にスラッシュを入れてください」「最後にリンキングや聞き取りが難しい単語など、要注意ポイントをまとめてください」などとするとよい。
34 オーバーラッピング
「オーバーラッピング」は、「音声を流しながら文字を目で追い、ぴったりと重ねるように発音するトレーニング」である。これもChatGPTとNaturalReaderの組み合わせでトレーニングすることができる。
- ChatGPTに英文スクリプトを作ってもらう。
- NaturalReaderなどの音声AIでそのスクリプトを読み上げてもらう。それにできるだけピッタリ重ねて話す(スクリプトを見ながら)
- 遅れてしまう箇所、うまく言えない箇所があれば、そこだけ繰り返す
シャドーイング
「シャドーイング」は、「音声のすぐ後を追いかけて真似しながら発話していくトレーニング」である。これは、かなり難しいトレーニングであるため、少し易しいレベルの英文から始めると良い。
これをChatGPTを使って行うためには、
- ChatGPTに英文スクリプトを作ってもらう。
- NaturalReaderなどの音声AIでそのスクリプトを読み上げてもらい、リピーティングやオーバーラッピングを何度かやって、ある程度言えるようになってきたらシャドーイングに移る。
- シャード―イングを実践:集中して聞きながら、そのすぐ後をついて発話する(スクリプトを見ない)
- 遅れてしまう箇所、同じように言えない箇所があれば、そこだけ何度も練習する
のように行うとよい。
36 苦手な音を聞き取る練習
「LとR」や「SとTH」の音が聞き分けられないような場合にもChatGPTを使用してトレーニングすることができる。
プロンプトに「LとRの発音を聞き分ける練習をしたいので、その2つを含む英文を10個作ってください」などとするとよい。
37 リスニング力アップのための発音練習
リスニング力をアップするためには、発音練習をするとよい。それは、自分が正しく発音できる音は聞きやすくなるからである。
発音を改善するためには、短い英文を使って「リピーティング」を集中して行うと良い。
ElevenLabsという音声AIの有料版の「Instant Voice Cloning」を使用すると、自分の声で発音してもらえる。また、NaturalReaderでも有料版では、同じようにVoice Cloningができる。
38 7ステップのタニケイ式シャドーイング
最後に著者が開発した「7ステップのタニケイ式シャドーイング」が紹介されている。シャドーイングは、とても効果的なトレーニングであるが、いきなりやると難しすぎるため、著者はそれをステップごとに分けてこのトレーニング法を作った。
これをChatGPTを利用して、英文スクリプトを作って行うとよい。
- 準備:ChatGPTで英文スクリプトと日本語訳を作成する。
- 7ステップのタニケイ式シャドーイングを行う。
- Step1: リスニング(英文スクリプトを見ないで、1回音声を聞く)NaturalReaderなどを使用する
- Step2: ディクテーション(音声を聞き、聞こえた単語を書き取る)を、NaturalReaderなどを使って行う
- Step3: 黙読理解(英文スクリプトを黙読し、内容を理解する)
- Step4: 音読(速音読、中速音読、普通音読と3回音読する)。このようにうすると徐々に余裕が生まれ、英文の意味も意識しながら音読することができるようになる。
- Step5: リピーティング(音声を聞き、1文ずつ真似して繰り返す)
- Step6: オーバーラッピング(音声と自分の声を重ねて、同時に話す)
- Step7: シャドーイング(聞こえた音声のすぐ後を追いかけて話す)

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