[再掲載] 狡兎死して良狗烹らる
宮脇俊三 『史記のつまみぐい』より

Reading Journal 1st

「史記のつまみぐい」宮脇俊三 著
[Reading Journal 1st:再掲載]
(初出:2005-07-06)

第十一章 淮陰候(韓信)列伝 狡兎死して良狗烹らる/秦その鹿を失い、天下共に之を逐う

淮陰候わいいんこう韓信かんしんの話。
韓信は、漢の高祖、劉邦の家来で天下統一に大きな業績をあげた武人である。劉邦から

「戦えばかならず勝ち、攻むればかならず取る。私はとても韓信には及ばない。」(戦必勝、攻必取。吾不如韓信。「高祖本紀」)(抜粋)

と賞賛されたらしい。
しかし、統一がなされると韓信は、必要の無い人になってしまった。
韓信のもとへ謀反を勧める人が訪れた、 韓信は謀反を起こすべきか迷った。だが、謀反を起す事はなかった。
しかし、密告する人がいて、韓信は謀反の罪で捉えられた。
高祖の前に引き出され

「すばしっこい兎が死ねば良い猟犬は煮て食べられる(狡兎こうと良狗りょうく烹)、鳥をとりつくせば良い弓は蔵にしまわれる、敵国が滅べば謀臣は殺される、と聞いておりましたが、まさにそのとおりになりました」(抜粋)

と韓信は言った。この時は、高祖は韓信をゆるし、左遷ですましたが、その後に捕えられた時、高祖外征中の留守をあづかる妃の呂后りょうこうによって殺された。

人と人の関係って、こんなもんなのかな?っと思った。 ちょっと哀しいかな?

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