[再掲載] 「天下人の器」
雑喉 潤 『『史記』の人間学』より

Reading Journal 2nd

「『史記』の人間学」 雑喉 潤 著 
[Reading Journal 1st:再掲載]
(初出:2005-07-25)

第2章 天下人の器 1.天下人の出現まで、2.殷の紂王と周の文王・武王、3.秦の始皇帝

天下人とは、しゅう文王ぶんおう武王ぶおう、秦の始皇帝であるそうで、この章では、史記の記述に従い、周以前、暴君として名高いい ん紂王ちゅうおう、そして殷を倒した周の文王と武王の話。そして春秋戦国時代後に天下を統一した秦の始皇帝の話と続く。

秦の始皇帝は、史記の記述によると、誠に残忍な王であったようだ。
激怒しては、多くの人を殺し、焚書坑儒を行った。そして、自らは不老不死になろうとした。

始皇帝の大きさは、人間としての大きさではない。むしろ非人間として、無数の人間たち の前に立ちふさがる大きさである。始皇帝自身は、人間存在を超越する不死の真人になることを願ったが、しょせんかなわぬ願いで、死して死臭をまきちらし、 魚のにおいでごまかさねばならぬ死出の旅が最期となった。

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