[再掲載] 倉廩実ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る
雑喉 潤 『『史記』の人間学』より

Reading Journal 1st

「『史記』の人間学」 雑喉 潤 著 
[Reading Journal 1st:再掲載]
(初出:2005-08-04)

第5章 春秋戦国の立役者 1.管仲と晏嬰、2.夫差の勾践、そして伍子胥・范蠡

管仲、晏嬰あんえいともに、宰相である。

倉廩そうりん実みちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る(抜粋)

の有名な言葉は、管仲の言葉であるという。

また、晏嬰は、司馬遷をして

「もしも晏子がいまも健在なら、わたくしはかれのために馬丁となって仕えてもいい。それほど慕わしく思うのだ」(抜粋)

とまで、言わせす大宰相である。

2.は、呉越興亡の話、「伍子胥ごししょ列伝」の「大史公曰く」(司馬遷の言葉)だけを抜書きする。

「怨みの毒素はなんともすさまじい。王者すら臣下に恨みを買ってはならない。同列の場合ならなおさらである。もしも伍子胥が父といっしょに死んでいたら、虫けら同然で終っていただろう。小さな義理を捨てて大きな恥をすすいだから、後世まで 名を遺した。悲しいことだ。長江の岸辺で窮迫し、道中で乞食をしても、かたときも楚都郢えいを忘れたことがなかった。だから隠忍して功業を成し遂げた のだ。だれがここまでやれるか」(抜粋)

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