[再掲載] 「功臣・謀臣・寵臣」2
雑喉 潤 『『史記』の人間学』より

Reading Journal 1st

「『史記』の人間学」 雑喉 潤 著 
[Reading Journal 1st:再掲載]
(初出:2005-07-28)

第4章 功臣・謀臣・寵臣 4.張良、5.蕭何、6.衛青と霍去病

第4章の後半部分、まず韓信とともに、漢の高祖を支えた張良ちょうりょう、蕭何しょうか、そして、漢の武帝時代に匈奴きょうどとの闘いに功績があった、衛青えいせいと霍去病かくきょへいについて。
張良、蕭何ともに、韓信のように漢の高祖を支えた人、韓信が非業の最期だったが張良、蕭何はともに、身を全うした。しかし、その保身は多くの努力が必要であった。

衛青は、武帝の義弟、霍去病は衛生の甥で若いころから武帝にかわいがられていた。
衛青と霍去病ともに、匈奴に対する闘いにすぐれた功績があり、大司馬(元帥)にまでなった。しかし、その性格は対照的であったという。

衛青が地味で土くさく、部下をよくいたわったのに対して、霍去病は明るく奔放で、部下が食糧不足で空腹のときも、平気でスポーツに興じているようなところがあった。これは衛青が不遇な少年時代を送ったのに対して、霍去病が十代から天子の一族として、とくに武帝にかわいがられていたことによるものであろう。世間の人気も奔放は霍去病のほうが高かった。しかし霍去病は、前一一七年(元狩六)、 わずか二十四歳で世を去る。流星のような生涯だった。(抜粋)

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