つくジー

Reading Journal 1st

[再掲載] 愛の告白の言語学
秋月高太郎 『ありえない日本語』より

(初出:2005-04-29) の再投稿:愛の告白の言語学 秋月高太郎 『ありえない日本語』より
Reading Journal 2nd

オウィディウスと普遍的つながり— 『変身物語』 (後半)
イタノ・カルヴァーノ 『なぜ古典を読むのか』 より

前回につづき、オウィディウスの『変身物語』が主題である。ここでは、「内部空間の拡張としての物語の中の物語の手法」、「臨場感を与えるリズム」、「変身の仕方の法則」、そして「恋の物語のパターン」などについての解説がある。:『なぜ古典を読むのか』より
Reading Journal 2nd

アジア・太平洋戦争の長期化(後半)
吉田 裕 『日本軍兵士』より

アジア・太平洋戦争は、「戦略的攻勢期」「戦略的対峙期」「戦略的守勢期」「絶望的抗戦期」の4期に分かれる。この戦争での日本人の死者数310万人のうち、最後の「絶望的抗戦期」の死者は九割に達する。そして最大の被害者はアジアの住民だった。:『日本軍兵士』より
Reading Journal 2nd

ヨブ記の構造
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

ヨブ記の主題は、「義人ヨブは何故苦しまなければならなかったのか」である。そして、その構成は、第1章と2章(プロローグ)、エピローグ(終章)が散文で書かれ、その間は詩文で書かれている。著者は散文部を額縁、詩文部を絵に喩えて説明する。『ヨブ記 その今日への意義』より
Reading Journal 2nd

往生と成仏 — 葬式仏教(その3)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

中国から伝わった死者供養は、空海の即身成仏や源信の浄土宗などと結びつき発展する。そして覚鑁により浄土往生の思想が即身成仏の思想と結び付き死者供養が根拠づけられた。その方法は、律宗の叡尊・忍性により大きく進展した。:『日本仏教再入門』より
Reading Journal 2nd

アジア・太平洋戦争の長期化(前半)
吉田 裕 『日本軍兵士』より

一九三七年に始まった日中戦争は四〇年には行き詰り、次第に戦意が蝕まれ厭戦的雰囲気となっていった。そうしたなか、炎天下の、中長距離の移動をしなければならない。無謀な「宣昌作戦」が実行され、多くの犠牲者が出る事態となった。:『日本軍兵士』より
Reading Journal 2nd

[読書日誌]『ヨブ記 その今日への意義』
浅野 順一 著

『ヨブ記』は旧約聖書の知恵文学とされる。この知恵文学には、「個人的であること」「人間の経験の要素」「民族を超えた国際性」「人間から神へという方向性」という特徴があり、ヨブ記は古くから西洋の思想・文学と深い関係を持っている。:『ヨブ記 その今日への意義』より
Reading Journal 1st

[再掲載] タメ語は失礼ですか?
秋月高太郎 『ありえない日本語』より

(初出:2005-04-28) の再掲載:タメ語は失礼ですか?秋月高太郎 『ありえない日本語』より
Reading Journal 2nd

オウィディウスと普遍的つながり — 『変身物語』 (前半)
イタノ・カルヴァーノ 『なぜ古典を読むのか』 より

オウィディウスの『変身物語』は、「エコーとナルキッソス」などの二百の変身をモチーフとする物語が収録されている。これらの物語では、神と人間の接触がテーマになっていて、神、人間、そして自然が均衡を成している。:『なぜ古典を読むのか』より
Reading Journal 2nd

仏教の死生観と廻向の原理 — 葬式仏教(その2)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

死者を供養するという廻向の原理は、菩薩という「自利他利」の考え方に従い他者に自分の善行を振り分けるという考え方から生まれた。この廻向の原理はさらに「空」の理論により補強され、廻向の理論は東南アジア・中国で発展し日本にもたらされた。:『日本仏教再入門』より