宗教

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[レビュー]『『空海の風景』を旅する』
NHK取材班 著

『『空海の風景』を旅する』は、司馬遼太郎の『空海の風景』を元にしたNHKの特番「空海の風景」を本にしたものである。『空海の風景』の世界をもう一回り大きく取材し、その内容に新たなエピソードを添え、空海という天才に迫ろうとしている。:『『空海の風景』を旅する』より
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[読書日誌]『日本仏教再入門』
末木 文美士 編著

『日本仏教再入門』は、今日多面化している日本仏教の研究を仏教学、倫理学、社会学と研究分野を異にする三人の書き手により分担することで、その重層的な性格を明らかにすることを目的としている本である。:『日本仏教再入門』より 
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[レビュー]『空海の風景 新版』
司馬遼太郎 著

司馬遼太郎の『空海の風景』は、「天才とはなにか」ということを空海という人物を通して描いた伝記である。しかし、この作品はそれにとどまらず司馬遼太郎の真言密教、仏教の考え方、そして「理趣経」を通しての性欲への問題意識がある。:『空海の風景』より
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[読書日誌]『宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる』
北川前肇 [全14回]

この本は、宮沢賢治の一生やその作品を、健治の信仰であった法華経から解き明かそうとするものである。著者の北川は、小学校卒業後仏門に入り、題目を唱える生活の中、健治の作品に触れ健治の生き方を問い続けていた人である。『宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる』より 
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[読書日誌]『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 松尾剛次著 [全20回]

本書は日蓮の生涯の歴史学的研究書である。日蓮は有名な宮沢賢治をはじめ中世以降近現代まで多くの人々の心をとらえ影響を与え続けてきた。本書はそのような人々に生きる力を与えてきた「日蓮とはなにか」を考察している。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 
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[読書日誌]『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』
若松英輔、 小友聡 著 [全12回]

本書は「NHK心の時代」『それでも生きる「コヘレトの言葉」』の対談集である。コロナ禍の状況でのこの放送は、大変な反響があった。「生きよ」と語りかけるコヘレトの言葉は時代を超えて言葉の杖となったのである。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より 
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[読書日誌]『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』
小友 聡 著 [全15回]

本書は「NHK心の時代」のテキストである。コヘレトの言葉は、冒頭から「空」という言葉を繰り返す聖書からぬ文章である。そしてこの聖書からぬところが逆に聖書の面白さを伝え、そして、人々に「生きよ」と伝えている。:『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』より 
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[読書日誌]『コヘレトの言葉を読もう』
小友 聡 著 [全14回]

この本は、従来、反面教師ととらえられていた旧約聖書の「コヘレトの言葉」を黙示思想の「ダニエル書」の対論ととらえて読んでいく。そして、空しさにあえぐ私たちに向かって、「生きよ」「生きるのだ」というメッセージを読み解いている。:『コヘレトの言葉を読もう』より