Reading Journal 2nd

「システム」としての環境(その1)
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

モチベーションとしてのシステムは「北風型」と「太陽型」がある。マグレガーは、組織運営には人間性を重視した「太陽型」が良いと結論付けた。しかし、組織と人間性には対立があるため、「システム」を構築するには注意も必要である。:『モチベーションの心理学』より
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「時」を待つ (その3)
若松英輔、小友聡『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』より

「ヨブ記」と「コヘレトの言葉」には不条理をどう生きるかというテーマがある。それは、フランクルの「コペルニクス的転回」ともつながる「人生から問われているのは自分なのだ」という生き方である。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より 
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照らされた者と彼の国
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

紀元前2500年頃インダス川の流域に古代インド文明が生まれた。インドはカーストという階級があり最高位のブラフマン(バラモン)という聖職者だった。紀元前500年頃に「生老病死」に悩んだゴーダマは苦行の末に悟りを開き「照らされた者」ブッタとなった。:『若い読者のための世界史』より 
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ほめればやる気が高まるか
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

「ほめ言葉(言語報酬)」は自己効力を高めたり、ポジティブ感情を生じさせモチベーションを高める。そしてよいほめ言葉には、必ずフィードバックの情報が含まれる。ただし自尊心が関わるときや、ほめ言葉の意図には注意が必要である。:『モチベーションの心理学』より
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「時」を待つ (その2)
若松英輔、小友聡『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』より

コヘレトは、その死の問題についても、「死」があるからこそ生きる意味があると逆説の論理で教えてくれる。そして我々はどんな状況でも生きなければならず、「する人生」ではなく「ある人生」の選択を最優先にすべきと教えてくれる。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より 
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小さな国のふたつの小さな都市
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

ギリシアは、スパルタやアテナイ(アテネ)などの小さな都市があるのみであったが、彼らは、オリンピアで開かれるオリンピアードというスポーツ大会で結ばれていた。また、オリンピアの競技大会のほかにもデルフォイの神託も共有していた。:『若い読者のための世界史』より 
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競争という信仰
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

「競争」には「構造的な競争」と「意図的な競争」の2種類がある。個人の「意図的な競争」は、モチベーションを上げるのに適切だが、環境としての「意図的な競争」では、パフォーマンス目標と自我関与が促され、質も二の次になり問題が多い。:『モチベーションの心理学』より
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「時」を待つ (その1)
若松英輔、小友聡『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』より

コヘレトの「時の詩」は、「神の行った業を人は初めから終わりまで見極めることはできない」としている。これは、神の支配に身をゆだねて安心して生きよというコヘレトのメッセージである。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より 
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けたちがいの戦争
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

紀元前500年ごろペルシア人がバビロニア人と闘い勝利する。ペルシアは、その後エジプト王朝を滅ぼし。ギリシアの植民都市まで支配下に置き、やがてアテネまで侵攻してくる。しかし、アテネの人びとは何度もペルシア軍を破り勝利した。:『若い読者のための世界史』より 
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アメとムチの神話(後半)
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

アメはムチよりましな、させる方法である。しかしそれは、外発的動機付けを高めるが、ベストとは言えない。報酬は、保証要因だが促進要因ではないからである。また、企業に導入された「成果主義」は、相手が人間だという視点が欠如している。:『モチベーションの心理学』より