Reading Journal 2nd 漱石先生、猫見る会ぞなもし田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 「吾輩は猫である」の猫のモデルは、漱石家に迷い込んだ黒猫である。しかし、漱石自身が猫好きであったかどうかについては、はっきりしていない。そのころ日本で初めての猫の品評会が上野精養軒であった。夏目漱石はその審査員として名を連ねている。:『猫の日本文学誌』より 2024.06.28 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd [読書日誌]『日本語のレトリック』瀨戸賢一 著 [全18回] レトリックとは、「言葉のちょっとした言い回し」で魅力的な、説得力のある、文学的な表現である。このレトリックは、基本的に人種や文化を越えて平等である。外国のレトリックにあるパタンはそのまま日本語にも使うことができる。:『日本語のレトリック』より 2024.06.27 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 質問には二種類ある / 情報以外の助言は無効東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より 質問には、客観的な質問と主観的な判断が必要な質問がある。このうち前者の質問には答えても良いし、助言も有効だが、後者の質問は、その答えは、人により異なるため本来なら答えられない。このような質問は重要だが答えられない質問である:『プロカウンセラーの聞く技術』より 2024.06.26 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 描かれた猫たち(後半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 日本最古の招き猫は、普通「豪徳寺」のものとされているが、京都「壇王法林寺」(通称「だん王さん」)の招き猫の方が、少し古い。このだん王さんの招き猫は、「主夜神尊」という夜の神の使いのため、黒猫で、左手でなく右手を挙げている。:『猫の日本文学誌』より 2024.06.25 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 戦争や災害をどう伝えるか / あとがき柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 前半では、戦争や災害、事故を経験した人々がこころにかかえこんでいるトラウマの問題をテーマにした絵本が三冊紹介されている。そして後半のあとがきでは、柳田邦男が提唱している「大人こそ絵本を」という言葉の思いが語られる。:『人生の一冊の絵本』より 2024.06.24 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 他人のことはできない / 聞かれたことしか話さない東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より 親が子供にできることは、思春期以降はほとんどない。そのため当人が何も言わないのに口を出したり、反対に求めているのに何もしなかったりすることは、子供の成長の妨げになる。口を出さないようにするには、聞きモードになることである。:『プロカウンセラーの聞く技術』より 2024.06.23 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 描かれた猫たち(前半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 「猫は仏敵だから涅槃図に描かない」という説があるが、実際に調べてみると涅槃図に猫が描かれている例は多い。しかし、この説があるため東福寺や清凉寺などの猫のいる涅槃図は、猫がいることを売り物にしていた。その他『十二類合戦絵巻』の猫について:『猫の日本文学誌』より 2024.06.22 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 言葉のない絵本のインパクト / 空襲、こころに刻まれるあのこの死柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 前半では、柳田邦男が翻訳した、言葉のほとんどない絵本を2冊とそれに関係した絵本を1冊紹介している。そして、後半は、柳田邦男が戦争の残酷さ、不条理さを伝える児童文学として重要な作品としている『あのこ』を取り上げる。:『人生の一冊の絵本』より 2024.06.21 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 昔の主婦は聞き上手 / 自分のことは話さない東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より 前半では、昔の主婦の井戸端会議を例に、上手な“ぐち”の聞き方を解説している。そして後半では、カウンセラーが自分の話をしない理由を説明している。それは、相手の話す時間をうばわないこと、自分の考えは相手に有効でないことである。:『プロカウンセラーの聞く技術』より 2024.06.20 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 江戸お猫さまの生活(後半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 江戸時代には猫が愛玩動物として普及し、太田南畝・蜀山人など猫を可愛がった文人も多かった。また、両国の回向院は、鼠小僧次郎吉の墓で有名であるが、動物供養の寺としても有名である。ここには、報恩伝説が伝わる有名な猫の墓がある。:『猫の日本文学誌』より 2024.06.19 Reading Journal 2nd