Reading Journal 2nd

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植民地時代(その4)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

植民地では、本国から派遣された総督と議会が対立していた。その背景には各々のコモン・ローへの解釈の違いがあった。この対立を解消するために植民地において参議院が作られた。しかし、参議院が力を持ちすぎたためかえって混乱が増してしまう。:『アメリカ革命』より 
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ポピュリズムについての七つのテーゼ
ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』より

ここでは、本書の結論を七つのテーゼとしてまとめている。反多元主義であるポピュリズムは民主主義の脅威であり批判されるべきである。そして、民主主義の養護する側も「代表制の失敗」や「全般的な道徳性」について再考せねばならない。:『ポピュリズムとは何か』より
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さまざまな「心の傷」を見つめる(後半)
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

震災を経験した人には、「リアル病」と安が名付けた虚無感がある。この虚無感にさいなまれた人に対しては、「安全な場所」「安全な相手」「時間をかけること」が重要で、寄り添いつつ待つことが必要である。:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より
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文学書の読みかた(後半)
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

小説の読み方で大切なことは、一気に読むことである。一気に読みその世界に浸ることが大切である。戯曲も物語であるので、一気に読む。しかし、舞台で行うものなので、声を出して読むことが理解を助ける。詩は一気に、そして繰り返し読むのがよい:『本を読む本』より 
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植民地時代(その3)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

一般に「有益な怠慢」と呼ばれるように、植民地は本国と遠く離れているため、政治的に勝手にできたという欲説があるが、これは誤りである。実際には英本国は、さまざまな手法で植民地を支配しようとしていた。ここでは、その様子を時代ごと追っている:『アメリカ革命』より 
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さまざまな「心の傷」を見つめる(前半)
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

震災時にはPTSDを発症する人も多い。これは異常な状況における正常な反応が、長く解消しない状態である。そして、親しい人との死別には、大きな喪失感が伴う。それを乗り越えるためには、「グリーフワーク」という作業が必要である。:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より 
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文学書の読みかた(前半)
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

文学を読む際にしてはいけないことは、まず文学の影響力に抵抗してはならないである。文学を読む際にはその作品に身をゆだねる「積極的な受け身」という姿勢をとる必要がある。なぜならば、文学は「経験」を与えるものだからである。:『本を読む本』より 
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ポピュリズムへの対処法(その4)
ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』より

ヨーロッパの政治は、全体主義への反省から始まった。それは権力の分散と憲法裁判所のような選挙を経ない制度への権限付与である。しかし、テクノクラシーによる支配となり、かえってポピュリストにいくらかの正当性を与えてしまった。:『ポピュリズムとは何か』より
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植民地時代(その2)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

アメリカの植民地には「王領植民地」「領主領植民地」「自治植民地」などの種類があった。これらの植民地は、王や枢密院が特許状をあたえ開拓者に対して権限を委譲していた。この特許状は、イングランド臣民としての権利の根拠でもあった。:『アメリカ革命』より 
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そのとき何が起こったか
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

阪神淡路大震災後、安克昌は迅速に心のケアの活動を行った。その時、非現実的な世界が広がっていて、人々はPTSDなどの心の傷を負っていた。このような状況での心のケアを安克昌は、被災者の姿が見えるように記録した:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より