つくジー

Reading Journal 2nd

心理学界の「自動性革命」
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

1980年代以降、「視線のカスケード現象」の発見などにより、心理学界に「自動性革命」が起こった。我々には、自動操縦モードと意志や努力や自制が必要なモードの二つがあり、役割を分担することにより問題を能率的に解決している。:『モチベーションの心理学』より
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涙の聖典 - 「私の聖書」に出会うまで 若松英輔
小友 聡『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』より

若松英輔の聖書との出会いは、師である井上洋治の『新約聖書』の勉強会から始まった。井上のキリスト像は、「神は、人間が自分のもとへ来るのをじっと動かず待っているのではない、というものであった。:『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』より
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偉大な発明家たち
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

人類は今から二百万年前にはすでに道具を使って生活をしていた。石器時代には石の道具が作られ、新石器時代には金属が発明され、青銅器時代となる。これらは正確な年代もない、歴史「以前」の先史時代の事である。『若い読者のための世界史』より 
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自己決定理論(後半)
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

自己決定理論では、人は活動的な存在で、成長と人格的統合へ向かう傾向性を生まれながら持っている、という人間観を基本としている。それは「認知的評価理論」「基本的心理欲求理論」「有機的統合理論」「目標内容理論」の4つのミニ理論に分かれる:『モチベーションの心理学』より
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それでも種をまく(後半)
小友 聡『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』より

コヘレトは、生を肯定し、また連帯のすばらしさを説いている。そして、「それでも種をまけ」と言って、どんな状況に置かれても、決して手を休めずに地に足をつけて自分の人生を精一杯生きよと言っている。:『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』より
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[読書日誌]『若い読者のための世界史』
エルンスト・H・ゴンブリッチ 著 [全41回]

この本は、名著『美術の物語』で有名なエルンスト・ゴンブリッジによる世界史の本である。著者若干25歳の時の子供向けの本であるが、今日のあらゆる批判に耐えうるものとしているのは、著者による長い「50年後のあとがき」にある。『若い読者のための世界史』より 
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自己決定理論(前半)
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

「認知的評価理論」(「自己決定理論」)により「報酬が内的動機づけに加算的に働かない」こと(アンダーマイニング効果)、反対に誉め言葉などは、内的動機づけを高めること(エンハンッシング効果)などの現象が説明される。:『モチベーションの心理学』より
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それでも種をまく(前半)
小友 聡『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』より

コヘレトの言葉には、まるで無神論者であるような言葉が書かれている。しかしそれは、いつも死ぬ日を意識せよという意図で書かれている。そしてそれは、生が束の間だからこそ、精いっぱい生きよという逆説的なものである。:『それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』より
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「相続をどうすればよいのか」
牧野知弘『負動産地獄』より

日本の相続は世界と比べて非常に厳しい状況に置かれている。相続税対策のアパート建設やタワマンの所有などのゆがみのほか、これからは大量の相続時代を迎え老老相続などの問題も多くある。このような社会構造の変化に対応した相続を考える必要がある。:『負動産地獄』より
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没頭メカニズム
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

教育上重要であるエンゲージメント状態にいたるような真剣な興味は、既存に認識と環境から受けるズレから生じる。そしてやがて「フロー」状態、すなわち没頭した状態に至る。そしてそのフロー状態を求め続けることにより学びや発達が促進される。『モチベーションの心理学』より