つくジー

Reading Journal 2nd

体裁について(その1)
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

芥川竜之介が「読者に一番親切なやり方は、全部に振り仮名を附けることだ」と言ったが、それは作者にとっても迷惑がない。漢字の読み方が一様でなく、さらに送り仮名はもっと混乱するからである。しかし総ルビは、活字面の美しさが犠牲となる。:『陰翳礼讃・文章読本』より
Reading Journal 2nd

日独伊三国同盟締結と対米じり貧 — 日中全面戦争下
吉田 裕 『続・日本軍兵士』より

ヨーロパ戦線においてドイツが快進撃を続けると、日本は日独伊三国同盟を結んだ。これには日中戦争の行き詰まりを打破する狙いと、東南アジアの石油などの資源を獲得する狙いがあった。しかし、英米からの石油などの輸出がとまり、日本はじり貧となる。:『続・日本軍兵士』より
Reading Journal 2nd

ヨブは何を懺悔したのか
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

神の問いかけに、ヨブは答える。ヨブは神の全能性を認め自分が無知であることを知り、神の業に対して、人間の小さく貧しい知識、知恵をもって推し量ろうとしたことを、知的傲慢と認め懺悔した。この「見神」により、ヨブと神は直接的となる。:『ヨブ記 その今日への意義』より
Reading Journal 1st

[再掲載]『決定版 御朱印入門』
淡交社編集局 編

(初出:2009-02-03)の再投稿:『決定版 御朱印入門』 淡交社編集局 編
Reading Journal 1st

[再掲載]「作者素描」4
内藤 濯 『星の王子とわたし』より

(初出:2007-03-08)の再投稿:「作者素描」4 内藤 濯 『星の王子とわたし』より
Reading Journal 2nd

文体について
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

日本語の文体は「文章体」「口語体」などに分けられるが、現在ではほぼ「口語体」だけである。谷崎はこれを「講義体」「兵語体」「口上体」「会話体」に分けてそれぞれの形と特徴について解説している。そして「会話体」の発展に期待している。:『陰翳礼讃・文章読本』より
Reading Journal 2nd

統制経済へ — 日中全面戦争下
吉田 裕 『続・日本軍兵士』より

日中戦争が長期化すると統制経済が行われた。そのため国民生活は悪化し軍隊にもその影響が及ぶ。たとえば陸海軍のパン食は、小麦の輸入が困難となったためむずかしくなり、羊毛の輸入も困難となったため、冬用の軍服は絨製から質が劣る綿製となった。:『続・日本軍兵士』より
Reading Journal 2nd

神の呼びかけ(後半)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

人間は、神が定めた律法的な存在として生じたため、そこには偶然というものはない。そして、そのためこの世の中のすべてのことに対して責任を負うことになる。神が「腰に帯して男らしくよ」と叱咤したときヨブは、その悩みから目覚める。:『ヨブ記 その今日への意義』より
Reading Journal 2nd

調子について(後半)
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

代表的な調子である「流麗な調子」「簡潔な調子」の他にも「冷静な調子」「飄逸な調子」「ゴツゴツした調子」がある。これらの調子にはそれぞれ長所と短所があり、何れが良いものとは言えない。また、先天的要素が大きいが、後天的にも変化する。:『陰翳礼讃・文章読本』より
Reading Journal 2nd

[レビュー] 『李陵 山月記』(後半) — 「弟子」「李陵」
中島 敦 著

中島 敦の『弟子』『李陵』はともに、中国の古典から題を取っている。『弟子』では、孔子の高弟の子路を取り上げ、その人生を追い、そして『李陵』では、李陵、司馬遷、蘇武の人生とその不幸を取り上げ、邪が栄える世の中の問題を問うている。:『李陵 山月記』より