Reading Journal 2nd 王朝貴族に愛された猫たち(前半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 平安時代になると王朝貴族の間で、高級輸入品の「唐猫」がステータスシンボルとなる。これら貴族社会に入った猫は、『枕草子』や『源氏物語』にも登場する。特に『源氏物語』では、女三宮と柏木の秘めたる恋を取り持つアイテムになっている。:『猫の日本文学誌』より 2024.05.14 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd いのちを育む鳥の巣賛歌 / 雪の森はこころを静寂の世界に柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 前半は、鳥の巣の収集と研究にかけては世界的な鈴木まもるさんの鳥の巣の絵本を三冊紹介している。そして、後半は、柳田邦夫が心静かに時を過ごすときに手を取る絵本を二冊紹介している。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.13 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 聞いてもらう技術 小手先編 /日常編東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 「聞く」が上手くいかないときは、「聞いてもらう」が不足している。ここでは、聞いてもらう技術のうち、聞いてもらう環境を整備するための日常的に使える小手先が紹介されている。その本質は、自分と他人を一緒の空間においておくことである。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.12 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 「猫」という文字はいつごろから使われたか田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 日本では中国の影響で平安初期までは、狸の文字を「ネコ」と訓ませていた。そして次第に狸の表記は消えていく。また、「猫」の文字の由来は、ねずみが稲の苗を食べ、そのねずみを獲るものとしてのネコが、「苗」のつくりをもつ「猫」の感じになった。:『猫の日本文学誌』より 2024.05.11 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 生きものの眼差し、人間の眼差し / どうぶつが生きる、ひとが生きる柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より ここでは、動物と人間との関係を描いた絵本が紹介されている。まず前半は、柳田邦男が、感動したという『ジャガーとの約束』である。そして後半は、動物からいのちや生きることを学べる絵本である『コウノトリ よみがえる里山』を含む3冊の絵本である。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.10 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 孤立から孤独へ(その3)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 現在は、個人単位にばらばらになり皆が心の個室を得たかのように見えるが、実際には集団から離れると心の個室で安穏としていられなくなる。心の個室は逆説的で、本当に独りぼっちの時は個室を持てず、周りに人がいるときにのみ可能となる。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.09 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd [読書日誌]『猫の古典文学誌』田中 貴子 著 [全19回] この本は、猫好きの著者による「猫の古典文学誌」である。猫の本は、古今東西の猫好きにより書き尽くされた感があり、一度著者は猫についての本を断念している。しかし、その資料を読み解き、「書かれたものとしての猫」についてまとめること決めた。:『猫の日本文学誌』より 2024.05.08 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 子どもが人生のへの一歩を刻むとき / どろんこのなかの生きる楽しさ柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より まず前半の「子どもが人生への一歩を刻むとき」では、少年期の感性の鋭さや心理の動きについて表現した本が3冊紹介されている。そして、後半の「どろんこのなかに生きる楽しさ」では観察記録の写真により語りかける写真絵本が3冊紹介されている。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.07 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 孤立から孤独へ(その2)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 孤立した人の支援は、良き「つながり」を提供するのがよいが、これは大変難しい。また、孤立した人に声をかけても、孤立した人には悪しき他者の声にしか聞こえず、敵だと思われてしまう。そのため支援は「時間をかける」ことが重要となる。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.06 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 思いの深さを大切にする / 渾身の力で取り組む辰濃和男 『文章のみがき方』 より 文章には、思いの深さが大切である。文章は技でなく心であると伝わってくるときおのずから名文となる。また、文章を綴る時は渾身の力で取り組むことも大切である。この渾身の力は、瞬発性のものだけでなく持続性のものもある。: 『文章のみがき方』より 2024.05.05 Reading Journal 2nd