[マガジン]「英語はAIが9割」ロードマップ編(後半)
PRESIDENT 2026.3.20

Reading Journal 2nd

PRESIDENT 2026.3.20
[Reading Journal 2nd:読書日誌]

特集 「英語はAIが9割」 / [ロードマップ編]「英語が苦手」が必ず直るAI活用ガイド(後半)

今日のところは[ロードマップ編]の”後半“である。”前半“で第二言語習得理論(SLA)にもとづく効率的な学習法にの概論が示された。そしてその学習法での4つのステップのうち、最初の「インプット」のステップまでまとめた本日、”後半では、あとの3つのステップ、すなわち「知識の勉強」「アウトプット」「スラスラトレーニング」についてまとめることにする。今回の特集は、これらのステップをAIを使って効率的に学ぼうというものである。それでは読み始めよう。

STEP2 知識の勉強 単語帳は捨てる!「使うための」イメージ記憶

STEP1「インプット」の次は、STEP2「知識の勉強(暗記や解説による理解など)」である。ここでは、STEP1「インプット」の「読む」「聞く」で分からなかった「単語・文法の確認」をする。

知識の勉強といっても、大部の単語帳や分厚い参考書で勉強することではなく、インプットのスクリプトで分からなかった部分を確認することである。また、インプットだけでなくSTEP3「アウトプット」の後でも必要に応じて行う。

これまでの勉強法では、「知識の勉強」が8割を占めていたが、これは25%でよい。

ここで注意点として、知識の勉強ではカタチを確認するが、これはインプット、アウトプットでの意味理解を助けるもので、学習の中心は英語のまま内容に集中することである。

このSTEP2のAI活用としては、わからない文法構造、単語などをAIに聞くことである。知識の勉強の目的は、知識量ではなく速く読める、自然に話せる、状態に整えるための作業であるので、必要最低限の見直しや確認をAIの力を借りて的確に行うようにするとよい。

知識の勉強のためのプロンプト集

単語学習

  1. 同義語や対義語の学習
    例)「・・・ward・・・」の同義語と対義語を教えてください
  2. イラスト付き単語カードの作成:イラストは、「かわいい」「子供用」などのリクエストもできる。
    例)「・・・ward・・・」という英単語の意味を覚えるためのイラスト入り単語カードを作ってください。

文法

  1. 文法確認
    例)次の英文は仮定過去を正しく使えていますか?日本語で教えてください。

STEP3 アウトプット AIなら「恥」なし!「ブロークン」で話し倒す

今までの英語学習では、アウトプット学習に大きな問題があった。まず日本語で考えてから英訳するような和文英訳の弊害があった。しかし大切なのは「伝えたいイメージを頭に浮かべ、それを瞬時に英語の文章に組み立てる」ことである。

そのため、最初のうちは三人称単数のsや時制などは気にしない方がよい。脳科学の知見では、それらが自然に出来るようになるのは「自分英語」がかなり完成されてからである。これは、間違うたびに「知識の勉強」で気づくことができればよいのである。

このアウトプット(「書く」「話す」)のトレーニングには、AIはその威力を発揮する。

「書く」の練習では、添削につかえる。その際に「間違いがあれば必ず教えて下さい」や「厳しめに添削してください」等の一文を入れると添削が的確になる。

「話す」の練習では、音声会話機能を使える。ここでchatGPTやGeminiは、日本語と英語を混ぜて話すことができる。意味に分からない単語に出会ったとき、どのように英語で言ったらよいかわからないときは、日本語で質問するとよい。また、画面に音声スクリプトがでるので、リスニング力に自信がなくても会話しやすい。

「AIが相手なら、何度書き直したり話たりしても怒られませんsに、恥ずかしくもありません。修正してまた試すという反復を重ねることで上達を加速することができる」(抜粋)

アウトプットのプロンプト集

ライティング

  1. 英文添削:添削した箇所とその理由を書くようにするとよい
    例)以下の英文を添削して、添削した箇所と添削した理由を表形式で教えて下さい。添削した理由は日本語で書いてください。
  2. 表現を広げる
    例)英文メールのライティングに使える便利な表現を○○個教えて下さい。
  3.  例文作成
    例)”From my perspective…”を使った英文を○○個作ってください。
  4. 書き換え:どのようなシチュエーションで使うかを指示する
    例)以下の英文を顧客宛てのお詫びの文面としてふさわしいように書き換えて下さい。

スピーキング

  1. 英会話chatGPTに名前をつける。自分の名前も伝える。文字数を制限する(chatGPTはお喋りである)。名前(chatGPT)として発言してくださいと指示する(これがないと一人二役で話し始めることがある)。
    例)英会話の練習をしましょう。あなたは○○です。私は××です。一回の会話は50ワード以内にしてください。●●●について話しましょう。あなたは○○としての発言だけをしてください。
  2. 誤りの確認:英会話のプロンプトに誤りの確認を追加できる
    例)(英会話のプロンプトに加えて)私がミスをするたびにどんなミスをしたか、どう直せばよいかを教えて下さい。ミスの詩的の後は、また英語で会話を続けて下さい
  3. ロールプレー:役割や設定を伝える
    例)あなたと私はオンラインミーティングのロールプレーを英語で行います。あとは、英会話のプロンプトと同じ

STEP4 スラスラトレーニング 英語は「体育」!「口が疲れる」まで同じ文を回す

「スラスラトレーニング」とは、これまでに扱ったインプットやアウトプットを繰り返すことで、ほぼ無意識的に使える状態を目指すもの。(抜粋)

ここでいう「スラスラ」とは「自動化」の状態を意味していて、その状態になるように、速読、再読、繰り返しリスニング、時間制限ライティング、スピーキングの練習を行う。

ここでも教材の英文は、98%の単語が理解できる程度の英文とし、それをスラスラ読めるようにトレーニングする。ここでもAIが頼りになり、たとえば、シャドーイングの時にいつもこの部分で遅れてしまう、ような場合は、AIに原因を聞くことができる。また、AIに速読の練習回数や目標秒数などを提案してもらうこともできる。

「その場合、「第二言語習得論にもとづいたメニューにして」とお願いすると、「自分英語」が育ちやすい内容にしてくれます」(抜粋)。

スラスラトレーニングのためのプロンプト集

弱点発見

例)この英文のなかの、“・……英文・・・・・・”の部分でいつもシャドーイングが遅れてしまいます。考えられる原因を教えて下さい。

メニュー作成:作ってほしいメニューを具体的に指示する。「第二言語習得論にもとづいたメニューにして」とするとよい

例) この英文を音読する練習をしたいのです。1日あたりの練習回数や、注意すべき発音リストといった練習メニューを、第二言語取得理論にもとづいて作成してください。

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