[第1回]

Reading Journal 2nd

[読書日誌]『ポピュリズムとは何か』
ヤン=ヴェルナー・ミュラー 著

2017年トランプ政権が誕生した。ここでトランプは「エスタブリッシュメント」が打ち破られ、人民が再び統治すると宣言する。この反エスタブリッシュメントこそがポピュリズムの特徴である。そして、自分たちのみが正しいとして、人々を分断する。:『ポピュリズムとは何か』より
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[レビュー]『冬の日誌/内面からの報告書』
ポール・オースター 著

この本は、『冬の日誌』『内面からの報告書』という二冊の本からなっている。そしてこの二冊、オースターの肉体に起こったことを書き記した『冬の日誌』と子どものころからの心の中を探索する「内面からの報告書」は、明らかに対をなす。:『冬の日誌/内面からの報告書』より
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[マガジン]「登らない富士山」
『旅行読売2024.10』より

特集は「登らない富士山」、現在オーバーツーリズムが問題になっている富士山。ここでは、頂上に上らずに5合目から楽しむ富士登山の形を紹介している。バラエティーに富んだ、2時間から4時間半の5コースである。その他、紅葉の名湯の旅など:『旅行読売 2024年10月号』より
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[レビュー]『忘れられた日本史の現場を歩く』
八木澤 高明 著

『忘れられた日本史の現場を歩く』は、写真と文章から構成されたルポルタージュである。著者は今では忘れられた日本史の現場に分け入り、土地の人に話を聞きその痕跡を探りそして、写真に記録している。:『忘れられた日本史の現場を歩く』より
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[読書日誌]『成長を支援するということ』
リチャード・ボヤツィス 他 著

『成長を支援するということ』は、思いやりのコーチングについて書かれている本である。思いやりのコーチングでは、従来のコーチングにと違い人の持続的な成長、「真にありたい自分」を追求できるような支援をすることが出来る。:『成長を支援すること』より
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[読書日誌]『作家の仕事部屋』
ジャン=ルイ・ド・ランビュール 編

『作家の仕事部屋』は、作家がどのような方法で創作するかの問いに対するインタビューである。驚くべきことは、どのインタビューも、その前のものとは全く違っていることであった。しかし、正反対に見える作家たちが、思わぬ類似を示すこともあった。:『作家の仕事部屋』より
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[読書日誌]『行動経済学の使い方』
大竹 文雄 著

伝統的経済学は、合理的経済人を仮定して構築された。しかし、実際には人間の意思決定は、そのような仮定からのバイアスがある。行動経済学では、そのようなバイアスを研究し、行動をよりよくなるように方法(ナッジ)により補正する。:『行動経済学の使い方』より
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[読書日誌]『「モディ化」するインド』
湊 一樹 著

「世界最大の民主主義国家」と言われるインドは、ナンドラ・モディ首相の登場により急速に権威主義化している。本書は、モディ首相の「ヒンドゥー至上主義、個人崇拝の浸透」をあばき、モディ政権がインドに何をもたらすかを明らかにする。:『「モディ化」するインド』より
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[読書日誌]『外国語学習の科学』
白井恭弘 著 [全17回]

本書は、「第二言語習得(=SLA)」に関する研究を通して、なぜ母語は皆習得できるのに、外国語の習得には差が大きく出るのかなどを解説し、そして、どのような外国語学習が効果的でどのような人が成功するのかについての研究の成果も紹介している。:『外国語学習の科学』より
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[レビュー]『あつあつを召し上がれ』
小川 糸 著

人生にはいろいろな人生があり、そしてその人生に刻まれた特別な料理がある。この本はそんな人生に寄りそう料理を中心とした七つの短編集である。どの料理にもどの話にも、小川糸のスパイスが効いていて、あなたの心を温めてくれる。:『あつあつを召し上がれ』より