Reading Journal 2nd

著者と折り合いをつける
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

分析読書の第五の規則は「重要な単語を見つけ出し、それを手がかりに著者と折り合いをつける」である。このプロセスには2つの段階「重要単語を見つける」と「単語の意味をつかむ」がある。単語の意味は前後の文脈を総動員してつかまなければならない。:『本を読む本』より 
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「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」(耶律楚材と王陽明)(後半)
井波 律子『故事成句でたどる楽しい中国史』 より

明をつくった洪武帝は残酷な独裁者になり明は混乱し始めた、そして靖難の変により永楽帝が即位する。しかし、永楽帝も宦官を重用し明はすいたいする。このような政治状況をよそに都市は繁栄し、呉中の四才などの文人が現れた。:『故事成句でたどる楽しい中国史』より
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地位、肩書、役割(前半)
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

地位や肩書の人間関係に及ぼす影響は、その場の文化によって、違う。米国のような文化では、「課題志向の関係」が「人間志向の関係」よりも強くなっている。しかし、それでは組織内の関係に境界が出来てしまう。そのため「謙虚に問いかける」が櫃世となる。:『問いかける技術』より
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本を透視する
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

分析読書の第二の規則、第三の規則、第四の規則は、それぞれ「本全体の統一と要約」「本の部分の構成の把握」「著者の問題を知る」である。この規則は、それぞれ独立しているわけでなく相互に影響しながら本の内容の理解に役立つ。:『本を読む本』より 
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「一利を興すは一害を除くに若かず」(耶律楚材と王陽明)(前半)
井波 律子『故事成句でたどる楽しい中国史』 より

モンゴル元王朝は、行政機構をモンゴル人で固めモンゴル優先の原則を貫いた。そのため漢民族の士大夫知識人は、世に出ることができず大衆芸能に活路をめざすものが現れた。彼らにより「元曲」と呼ばれる戯曲が生まれた。:『故事成句でたどる楽しい中国史』より
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自分が動き、自分が話す文化(後半)
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

「謙虚に問いかける」を阻む、二つ目の問題は「自分が話す文化」である。米国では、自分が話すことが重視され、質問することは無知という弱みを見せることとなる。しかし、相互に依存しあう現代社会では、踏み込んだ人間関係が必要である。:『問いかける技術』より
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[マガジン]「2025年に見るべき現代アート」
pen Mar.2025

特集は2025年に見るべき現代アートである、この特集では絵画を始め、書、写真、彫刻工芸作品などの現代アートの作家を38人紹介されている。その中で個人的に気に行った作品たちを選んだ。その他、ポール・オースターの『4321』の書評など。:『Pen Mar.2025』より
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本を分類する
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

分析読書第一の技術は「本の種類を知る」である。本の種類によりとるべき読書の技術も違う、できれば本を読み始める前にする必要がある。また分類には「フィクション」と「教養書」があり、「教養書」には、実践的な本と理論的な本がある。:『本を読む本』より 
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「運用の妙は一心に存す」(士大夫文化の台頭)(後半)
井波 律子『故事成句でたどる楽しい中国史』 より

金軍の猛攻で徽宗は、拉致され北宋は滅びる。その時、拉致を免れた趙構(高宗)により、支配地域を江南に限った南宋が成立する。南宋は金と屈辱的な和敬条約を結び、共存の道を歩むが、最後はモンゴルに現れた元によって滅びる。:『故事成句でたどる楽しい中国史』より
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自分が動き、自分が話す文化(前半)
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

「謙虚に問いかける」を困難にする要因は、文化にある。文化には「標ぼうされた価値観」の下に「暗黙の仮定の価値観」があり、そのレベルまで考えると、欧米では、「人間関係の構築よりも、課題の遂行に価値を置く文化」があり、それが最大の問題となる。:『問いかける技術』より