Reading Journal 2nd

「時」を待つ (その2)
若松英輔、小友聡『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』より

コヘレトは、その死の問題についても、「死」があるからこそ生きる意味があると逆説の論理で教えてくれる。そして我々はどんな状況でも生きなければならず、「する人生」ではなく「ある人生」の選択を最優先にすべきと教えてくれる。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より 
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小さな国のふたつの小さな都市
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

ギリシアは、スパルタやアテナイ(アテネ)などの小さな都市があるのみであったが、彼らは、オリンピアで開かれるオリンピアードというスポーツ大会で結ばれていた。また、オリンピアの競技大会のほかにもデルフォイの神託も共有していた。:『若い読者のための世界史』より 
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競争という信仰
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

「競争」には「構造的な競争」と「意図的な競争」の2種類がある。個人の「意図的な競争」は、モチベーションを上げるのに適切だが、環境としての「意図的な競争」では、パフォーマンス目標と自我関与が促され、質も二の次になり問題が多い。:『モチベーションの心理学』より
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「時」を待つ (その1)
若松英輔、小友聡『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』より

コヘレトの「時の詩」は、「神の行った業を人は初めから終わりまで見極めることはできない」としている。これは、神の支配に身をゆだねて安心して生きよというコヘレトのメッセージである。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より 
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けたちがいの戦争
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

紀元前500年ごろペルシア人がバビロニア人と闘い勝利する。ペルシアは、その後エジプト王朝を滅ぼし。ギリシアの植民都市まで支配下に置き、やがてアテネまで侵攻してくる。しかし、アテネの人びとは何度もペルシア軍を破り勝利した。:『若い読者のための世界史』より 
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アメとムチの神話(後半)
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

アメはムチよりましな、させる方法である。しかしそれは、外発的動機付けを高めるが、ベストとは言えない。報酬は、保証要因だが促進要因ではないからである。また、企業に導入された「成果主義」は、相手が人間だという視点が欠如している。:『モチベーションの心理学』より
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「束の間」を生きる (後半)
若松英輔、小友聡『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』より

コヘレトの言葉は「幸福とは何か」を教えてくれる。コヘレトは「共生」を説き、そして共生には「希望」がある。また、あなたのパンを喜んで食べよといい、それが「神からの賜物」であることを教えてくれる。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より 
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英雄たちのギリシア
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

ホメロスの『イリアス』『オデッセイア』の古代ギリシアは、シュリーマンの発掘によって実際に存在したことが分かった。この頃ギリシアは小さな都市でありクレタ島の文明に支配されていた。その後南下した異民族の現在のギリシア人に征服された。:『若い読者のための世界史』より 
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アメとムチの神話(前半)
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

罰は、即効性があり効果が目に見えるために人を支配する手法として好まれる。しかし、行動心理学の研究では、罰は、好ましくない行動が減るが好ましい行動が増えるわけではない、などの理由で明確に望ましくないと結論付けられている。:『モチベーションの心理学』より
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「束の間」を生きる (前半)
若松英輔、小友聡『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』より

コヘレトの言葉の重要なキーワードとして「空(へベル)」と「風(ルーアハ)がある。両方とも解釈の難しい語であるが、「へベル」には「束の間」、「ルーアハ」には「(神の)息」という意味もある。:『すべてには時がある 旧約聖書「コヘレトの言葉」をめぐる対話』 より