Reading Journal 2nd 「短い人生だからこそ」小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より コヘレトは死ぬことばかり考えているが、反対に「犬でも、生きていれば、死んだ獅子よりもましだ」と言っている。これは、中世の「メメント・モリ」と同質の死を直視することにより、よりよく生きるという逆説的な思想である。『コヘレトの言葉を読もう』より 2023.09.10 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 「文の筋を通す」(その2) 岩渕悦太郎『悪文 伝わる文章の作法』より 省略が多く過ぎる文章も悪文となる。原則とし他動詞の目的語は省略しない方がよく、略しすぎた文とダブった文では、ダブった文の方がよい。また、並列の文や副詞、助詞などは、決まったおさまりがあるので気をつけないと悪文となる。:『悪文 伝わる文章の作法』より 2023.09.09 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 欲求理論鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より 欲求理論とは、個々人の欲求を分析して、なぜその人がそのようにふるまうのかというモチベーションについて説明する理論である。モチベーションに関する欲求を社会的欲求と言い、その中で達成欲求、支配欲求、神話欲求が重要である。:『モチベーションの心理学』より 2023.09.08 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 「何事が起こるかは知り得ない」小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より ダニエル書の「未来予知」についてコヘレトは、「何事が起こるかを知ることができない」として批判している。黙示思想では、終末の到来が計算可能となる。それは現代のカルト宗教が恣意的な解釈と計算を神意と言い張る誘惑となる。:『コヘレトの言葉を読もう』より 2023.09.07 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 「文の筋を通す」(その1)岩渕悦太郎『悪文 伝わる文章の作法』より 主語と述語の関係がおかしい文章は、悪文である。また、主語がなかなか出てこない文章も悪文となる。主語はなるべく早く出した方がよく、主語と述語の距離は短い方がよい。その両方を満足させるためには、短い文章を書くということが有効である。:『悪文 伝わる文章の作法』より 2023.09.06 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 外発的動機づけと内発的動機づけ鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より 外発的動機付けは、「報酬を得る」、「罰を避ける」ために生じるモチベーションであり20世紀半ばまではモチベーション理論で支配的な考え方だった。しかし、ハローの実験により好奇心のような自己目的的な内発的動機付けが発見される:『モチベーションの心理学』より 2023.09.05 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 「死ぬ日は生まれる日にまさる」小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より 「死ぬ日は生まれた日にまさる」というコヘレトン言葉は、死という終わりがあるからこそ、人生には意味があるということである。「逆境にはこう考えよ人が未来について無知であるようにと神はこの両者を併せて造られた」は、終末否定である。:『コヘレトの言葉を読もう』より 2023.09.04 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 「文の途中での切り方」(その3) 岩渕悦太郎『悪文 伝わる文章の作法』より 連用形の中止用法とならんで、文章が長くなる原因に、接続詞の「が」がある。その用法は多種多様であるが、前後の関係が曖昧になる。そのためすらすらと読めるが、頭から抜けやすい文章になる。:『悪文 伝わる文章の作法』より 2023.09.03 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd モチベーション理論の展開鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より モチベーションの研究は本能論から出発した。その後、「報酬を求め、罰を恐れる」ことによるモチベーションの研究に移るが、現在では、「学びたい、創造したい、世界をよくしたい」という動機によるモチベーションが研究されている。:『モチベーションの心理学』より 2023.09.02 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 「太陽の下での不幸」小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より コヘレトは現世では富も財産も名誉も否定する「黙示的思想」を批判している。そして、コヘレトは死後に何があるかわからないとして歴史の終末を否定し、死ぬことよりも生きることのほうが意味があるといっている。:『コヘレトの言葉を読もう』より 2023.09.01 Reading Journal 2nd