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二元的民主政 — 新しい権力分立?(その4)
長谷部 恭男 『憲法とは何か』より

アッカーマン氏が説く「二元的民主制」は、憲法を持ち、通常政治と憲法政治が分離されている政治体制である。このうち憲法(国のあり方)を変える憲法政治は、非常に稀であり、私的な利害よりも社会全体の利害を考えて、根本原理の変更が行われる。:『憲法とは何か』より 
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弟子、孔子を語る — 弟子たちとの交わり(その6)
井波 律子 『論語入門』より

ここには、弟子が孔子について語っている話が集められている。孔子は、弟子たちに大変な尊敬を得ていて、多くの弟子がその素晴らしさ偉大さを語り賞賛している。:『論語入門』より 
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「欧米仏教」ブーム — グルーバル化する仏教(その2)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

明治二〇年代には、「欧米仏教」ブームが起こった。西洋で起こった「神智学」という神秘主義思想(後にセイロンに拠点を移す)と日本の近代仏教は共通点が多く交流を重ねた。そして、その中心人物のオルコットが来日によりでブームは頂点に達する。:『日本仏教再入門』より
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日本の「制約された議院内閣制」 — 新しい権力分立?(その3)
長谷部 恭男 『憲法とは何か』より

アッカーマンのセミナーにおいて著者は、日本がどこまで「制約された議院内閣制」であるかという質問をした。ここでは、アッカーマン氏の答えと著者の解説により、日本の議院内閣制について考察している。:『憲法とは何か』より 
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[レビュー]『注文の多い料理店』
宮沢 賢治 著

『注文の多い料理店』は、宮沢賢治が生前に出版した二冊の本の中の一冊で、童話集としてはこの本だけである。宮沢賢治は、『法華経』に深く帰依し、この童話も法華文学として書いている。ここでは、「法華経」を意識して読むことを試みた。:『注文の多い料理店』より
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さまざまな弟子との語らい — 弟子たちとの交わり(その5)
井波 律子 『論語入門』より

ここには、子夏、樊遅、さらには高柴、曾参、顓孫師、子路などの様々な孔子の弟子たちとの語らいがある条が集められている。:『論語入門』より 
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グローバル化の始まり — グルーバル化する仏教(その1)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

明治期の仏教の危機的状況の中で、仏教の近代化とキリスト教への対抗のため、僧侶がヨーロッパを視察した。仏教のグローバル化の始まりである。その後、ヨーロッパやアジアへの留学や布教など次第に仏教はグローバル化を果たす。:『日本仏教再入門』より
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首相公選制論について — 新しい権力分立?(その2)
長谷部 恭男 『憲法とは何か』より

首相を国民が直接選ぶ「首相公選制」の議論がある。首相に強力なリーダーシップをあたえられるという理由であるが、アッカーマンの「新しい権力分立」論などを援用して考察すると、日本の「首相公選制」は、アメリカ型となり最悪の政治体制となる。:『憲法とは何か』より 
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子路 – 「由や果」、純情な熱血漢 — 弟子たちとの交わり(その4)
井波 律子 『論語入門』より

孔子の高弟の子路は、直情径行の快男子であった。彼は粗暴であったが、誰にでも愛され、孔子も大変可愛がった。子路は衛の役人であったとき、内乱に巻き込まれ亡くなった。そのとき孔子は、「嗟呼 由や死せり(ああ、由(子路)は死んだ)」と嘆いたという。:『論語入門』より
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日清・日露戦間期における近代仏教の形成 — 近代仏教の形成(その3)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

日清・日露戦争間は、滝沢満之の精神主義や新仏教運動、田中智学の日蓮主義など近代日本仏教思想の原形が出そろった時期である。また、仏教青年サークルが結成され、それらは新仏教を追求するとともに、社会事業にも積極的に取り組んだ。:『日本仏教再入門』より