Reading Journal 2nd

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独立(その4)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

独立戦争のさなか連合規約が論じられ成立した。規約では主権は各邦にあることが基本だった。しかし、規約はすぐに機能不全に陥る。戦況はヨークタウンの戦いで英軍が決定的敗北をし、戦争終結の交渉が持たれた。そしてパリ条約を結び戦争は終結する。:『アメリカ革命』より 
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[読書日誌]『アサーション入門』
平木 典子 著

アサーションとは、相手に自分の意見を押し付けたり、逆に言いたいことを言わずにフラストレーションを溜めたりするのではなく、互いに尊重しながら言いたいことを伝える技術である。このアサーションにより、人間関係を建設的に変えることができる。「アサーション入門』より
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日本人の読書 外山 滋比古
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

訳者あとがきとして外山滋比古が日本人の読書についてまとめている。日本人の読書は、求道的であり時に宗教的である。そのため技術的なことは軽視されてきた。しかし、近年は、知的な情報処理としての読書が注目され始めている。:『本を読む本』より
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[レビュー]『空海の風景 新版』
司馬遼太郎 著

司馬遼太郎の『空海の風景』は、「天才とはなにか」ということを空海という人物を通して描いた伝記である。しかし、この作品はそれにとどまらず司馬遼太郎の真言密教、仏教の考え方、そして「理趣経」を通しての性欲への問題意識がある。:『空海の風景』より
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独立(その3)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

独立宣言と同じくらい重要なものに、各邦での憲法制定がある。また邦を束ねた連合の構想も議論された。この頃の邦と連合の概念は、今と違い主権はあくまでも邦が持っていた。それはモンテスキューの『法の精神』などの影響を受けている。:『アメリカ革命』より 
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『エランベルジェ著作集』全三巻
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

もう一冊の名著として『エランベルジェ著作集』の紹介がある。エランベルジェは、精神医学や心理学、心理分析の歩んできた歴史を社会・文化的な広がりをもって辿り、心の治療を問い続けた人である:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より
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読書と精神の成長
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

読書は、自分の力以上に難解な本に取り組む必要がある。そして分析読書にふさわしい本は少数であるが存在する。このような本を読むことで、人の精神はいつまでも成長することができる。またそのような本は一生読者の成長に付き合ってくれる。:『本を読む本』より
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独立(その2)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

1775年、レキシントン・コンコード間でアメリカ独立戦争が始まった。アメリカ側の総司令官は、ジョージ・ワシントンである。そして1776年の大陸会議で「独立宣言」が採択された。しかし、この独立宣言は、奴隷制と女性問題という限界があった。:『アメリカ革命』より 
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心の傷を耕す
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

安克昌などの先人の努力もあり心のケアの意識は向上している。しかし、心理的な居場所を取り戻すという問題はまだ社会的課題である。このような心のケアの問題は、究極的には、社会の品格の問題となる。:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より 
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訳者あとがき 板橋 拓己
ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』より

訳者の板橋は、ミュラーのポピュリズムの特徴は、「反エリート主義」に加えて「反多元主義」であるとしている。そして、「自分たちが、それも自分たちだけが真の人民を代表する」という主張がポピュリズムであり、これは民主主義の脅威となる。:『ポピュリズムとは何か』より