Reading Journal 2nd

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調子について(前半)
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

文章の調子は、その人の天分に依るところが多く、教えがたい。その基本は、「流麗な調子」と「簡潔な調子」である。前者は源氏物語の水が流れるように停滞することのない調子である。後者は、漢文の簡潔に凝し堅剛なリズムを持つ調子である。:『陰翳礼讃・文章読本』より
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疲労困憊の前線 — 日中全面戦争下
吉田 裕 『続・日本軍兵士』より

日中戦争が長期化し膠着化すると、兵士の戦意が喪失していった。そのため模範を示そうとした陸軍幹部の死亡率が上がった。そして、このころ戦病死者の割合は大きくなり、日露戦争時を上回った。日中戦争期には、戦争栄養失調症と精神病が多発している。:『続・日本軍兵士』より
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苦痛による救い(その3)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

エリフは、苦難に「浄化」「鍛錬」の意味があると説いた。しかしそれではヨブの問題は解決されない。浄化・鍛錬では、人間本質の根本的な改造とは言えないからである。それには、神との仲立ち(仲保)による再生がなければならない。:『ヨブ記 その今日への意義』より
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用語について(後半)
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

用語の選びかた:①分かり易い語を選ぶ②昔から使い慣れが古語を選ぶ③古語が見つからない時に、新語を選ぶ④古語も新語も見つからない時でも、造語は慎む⑤拠り所のある言葉でも、耳遠い成語よりは、耳慣れた外来語や俗語の方を選ぶ:『陰翳礼讃・文章読本』より
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給養改革の限界 — 明治から満州事変まで
吉田 裕 『続・日本軍兵士』より

戦間期において日本軍の給養の研究が進んだが、そこには大きな問題が孕んでいて、おのずから限外があった。日本は多額の戦費を使ったため給養の近代化が遅れた、パン食も兵士の嗜好に合わず、「皇軍兵食論」もありしだいに衰退した。:『続・日本軍兵士』より
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苦痛による救い(その2)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

エリフは、神からの霊感による知恵を告げるという。人間が最も警戒しなければならないものは、「高ぶり」であり、ヨブの呼びかけに神が答えなのも高ぶりにある。さらに、苦難には「鍛錬」「浄化」という救済的な意味があると言っている。:『ヨブ記 その今日への意義』より
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[review] “The Gift of the Magi and Other Stories”
by O. Henry [PENGUIN READERS LEVEL 1]

“The Gift of the Magi and Other Stories “は、PENGUIN READERS 版のO.HENRYの短編集である。O.HENRYの味わいある世界を300語レベルの英語で書かれている。:” The Gift of the Magi and Other Stories “より
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文章の要素に六つあること — 用語について(前半)
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

用語の選び方の基本は、「その選意を樹てようとするな。」である。具体的には、「分かり易い語を選ぶ」「昔から使い慣れた語を選ぶ」「古語が見つからない場合は、新語を選ぶ」「造語は慎む」「難し成句よりも身近な外来語、俗語を選ぶ」である。:『陰翳礼讃・文章読本』より
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「梅干し主義」の克服、パン食の採用へ — 明治から満州事変まで
吉田 裕 『続・日本軍兵士』より

第一次世界大戦から第二次世界大戦の間、栄養学の発展により、陸海軍ともに兵食が改善された。陸軍でもパン食が開始され、それは栄養学的な利点はもちろん、兵員の負担改善という意味があった。この頃の兵食は一般国民の食事に比べて充実していた。:『続・日本軍兵士』より
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苦痛による救い(その1)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

三人の友人がヨブを説得しようとしたが、果たせなかった。その後、エリフが、怒って話をはじめた。彼は、ヨブが神より自分が正しと主張することを怒っていた。友人たちは人生経験から説得しようとしたが、エリフの説得は霊感的直観からである。:『ヨブ記 その今日への意義』より