Reading Journal 2nd

Reading Journal 2nd

「謙虚に問いかける」を邪魔する力(後半)
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

判断や行動は「頭の中で起こっていること」に影響を受ける。「ORJIサイクル」はこれを簡単化したモデルである。私たちは、観察(知覚)する際にすでにフィルタがかかり、間違った判断をしてしまう。そのため「謙虚に問いかける」を行い、認識を正すべきである。:『問いかける技術』より
Reading Journal 2nd

本を正しく批評する
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

分析読書第一段階「本の構造をつかむ」、第二段階「内容を解釈する」を通して、著者の意見を正しく理解することができた。そして第三段階は「本を正しく批評する」である。この批評により判断を下して、はじめて、積極的読書は完了する。:『本を読む本』より 
Reading Journal 2nd

[読書日誌]『なぜ古典を読むのか』
イタロ・カルヴァーノ 著

『なぜ古典を読むのか』は、イタノ・カルヴァーノの古典に関する文章を集めたものである。その多くは彼がまだ編集者だったころ、文学叢書の「まえがき」を飾った。今日の文章では、古典の様々な定義をあげて、その価値を浮き彫りにしている。:『なぜ古典を読むのか』より 
Reading Journal 2nd

「謙虚に問いかける」を邪魔する力(前半)
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

「ジョハリの窓」とは、コミュニケーションの複雑さをあらわすモデルである。人間関係を「自分は知っている」と「他人は知っている」の軸から4つに区分「開かれた自己」「盲目の自己」「隠された自己」「未知の自己」に分けて考察する方法である。:『問いかける技術』より
Reading Journal 2nd

著者の伝えたいことは何か
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

分析読書第六、第七、第八の規則は「本の命題を知る」「論証を見つけ、組み立てる」「著者の解決を検討する」である。読者は、著者の主張を発見し、その論証を見つけて確認することが必要である。その後、著者の主張が解決されているかを調べる。:『本を読む本』より 
Reading Journal 2nd

「国家の興亡は匹夫も責めあり」(最後の王朝)
井波 律子『故事成句でたどる楽しい中国史』 より

明は満州族の清によって倒され清王朝が成立した。清は比較的安定な時期もあり、『紅楼夢』などの名作も生まれる。しかし次第に政治は乱れ内憂外患の状態となった。そして、西太后の登場などもあり、結局は辛亥革命によって滅ぼされた。:『故事成句でたどる楽しい中国史』より
Reading Journal 2nd

地位、肩書、役割(後半)
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

組織や職種、文化によって人間関係も影響を受ける。それにより、個人的な繋がりを持つことが難しくなる。それでも、個人的な繋がりを持つことは重要であり、それには相手の信頼を「謙虚に問いかける」ことにより得ることが必要となる。:『問いかける技術』より
Reading Journal 2nd

著者と折り合いをつける
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

分析読書の第五の規則は「重要な単語を見つけ出し、それを手がかりに著者と折り合いをつける」である。このプロセスには2つの段階「重要単語を見つける」と「単語の意味をつかむ」がある。単語の意味は前後の文脈を総動員してつかまなければならない。:『本を読む本』より 
Reading Journal 2nd

「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」(耶律楚材と王陽明)(後半)
井波 律子『故事成句でたどる楽しい中国史』 より

明をつくった洪武帝は残酷な独裁者になり明は混乱し始めた、そして靖難の変により永楽帝が即位する。しかし、永楽帝も宦官を重用し明はすいたいする。このような政治状況をよそに都市は繁栄し、呉中の四才などの文人が現れた。:『故事成句でたどる楽しい中国史』より
Reading Journal 2nd

地位、肩書、役割(前半)
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

地位や肩書の人間関係に及ぼす影響は、その場の文化によって、違う。米国のような文化では、「課題志向の関係」が「人間志向の関係」よりも強くなっている。しかし、それでは組織内の関係に境界が出来てしまう。そのため「謙虚に問いかける」が櫃世となる。:『問いかける技術』より