Reading Journal 2nd 猫神由来(前半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 島津家の別荘だった磯庭園の一角に「猫神」と呼ばれる場所がある。秀吉の朝鮮出兵について行った猫を祀っていて、今では立派な神社になっている。その猫たちは、猫の目の瞳孔の開き具合で時間を推測するために運ばれたという。:『猫の日本文学誌』より 2024.06.10 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 強烈な色がひらく異界 / 静寂のなかの音、のどを潤す冷水柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 前半では、特定の色をテーマに結びつけて作品をつくっている、フランスの絵本作家イザベル・シムレールさんの作品を三冊紹介している。そして後半では、読むことで心に安らぎを与える、ほっとするような絵本を四冊紹介される。:『人生の一冊の絵本』より 2024.06.09 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd [読書日誌]『プロカウンセラーの聞く技術』東山紘久 著 [全17回] 人は、真実の人間関係、嘘のない人間関係、信頼できる人間関係をもちたいと考えている。そのためには、相手を理解する必要がある。「聞く」ことはしばしば苦行になるが、相手の理解は、「聞く」ことによってしか生まれない。:『プロカウンセラーの聞く技術』より 2024.06.08 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 新訳 猫の草子田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 『猫の草紙』は、江戸初期のお伽草子である。「洛中の猫の綱を解き、放し飼いにすること」という高札から始まった猫とねずみのドタバタ劇になっている。ねずみは猫に追われ、お坊さんに助けを求めるも結局、京の町から逃げ出すことになる。:『猫の日本文学誌』より 2024.06.07 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 星は見えない夜もそこにあって / まるい月に目を輝かせる赤ちゃん柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 詩人の長田弘さんが二〇一五年に亡くなった。長田さんは、絵本の翻訳にも功績がある。前半では長田さんの翻訳した絵本を二冊取り上げている。そして、後半では、誰もがスマホに熱中しているデジタル時代だからこそ読んでほしい絵本を二冊紹介されている。:『人生の一冊の絵本』より 2024.06.06 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 聞く技術 聞いてもらう技術 本質編東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より この本は、絶望や孤独を他者に預けることが出来る事。そしてそうすると心に希望ができ、つながりの感覚が生じることを説明するために書かれた。その本質は、「なにかあった?」と尋ねること、「ちょっと聞いて」と言ってみることにある。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.06.05 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 猫を愛した禅僧(後半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 有名な禅の公案に「南泉斬描」がある。これは、南泉が猫で争っている弟子に「猫について何か言ってみよ。さもなくば猫を斬る」と言って、答えられない弟子の前で猫を斬ったという話である。南泉は猫を斬ることにより執着や自他の対立を斬ったのである。:『猫の日本文学誌』より 2024.06.04 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 落ち葉たちの円舞曲 / 葉っぱの旅、なんと深い感動が・・・・柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 日本の絵本では、紅葉を題材にした本が多いが、欧米では紅葉というよりは落ち葉を描いた本が多い。前半では、そのような落ち葉を題材にした絵本を四冊取り上げている。そして後半は、表紙にカエデの葉一枚を大きく描いた二つの作品を紹介する。:『人生の一冊の絵本』より 2024.06.03 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 誰が聞くのか(後半)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 対話が成立せず相手と対立してしまうときは、自分の苦しい気持ちを、第三者に「聞いてもらう」必要がある。また、反対に他の苦しんでいる人の話を「聞く」ことも大切である。社会はこの「聞く」と「聞いてもらう」の循環で成立している。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.06.02 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 猫を愛した禅僧(前半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 室町時代になると勢力を増した禅宗の僧も猫を飼い、可愛がった。禅の僧侶たちは、猫をその詩句に多く残した。猫が画題になっているものがあり、禅の教養と関連付けられる。しかし、それだけではなく、猫との暖かい関係を示したものも多い。:『猫の日本文学誌』より 2024.06.01 Reading Journal 2nd