つくジー

Reading Journal 2nd

ヨブの立場と友人の立場(前半)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

友人の説得を聞いたヨブは混乱していた。友人は「神の前に正しくあり得ようか」という。ヨブ自身のそのように思える。しかし、ヨブと友人では、立場が役者と観客のように違い。ヨブには友人言葉は、心に実感として響いてこない。:『ヨブ記 その今日への意義』より
Reading Journal 2nd

近代の中の死者と仏教 — 見えざる世界(その3)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

社会が上昇傾向にある時は、死者の問題は大きな問題とならず、仏教もまた生きるためのものとされた。しかし、社会成長が止まった現代においては、もう一度死の問題を考える必要がある。ここでは、その先駆的思想家、田辺元と上原専禄が取り上げられる。:『日本仏教再入門』より
Reading Journal 1st

[再掲載]「捨て子は自殺を考える - 『吾輩は猫である』」
三浦 雅士『漱石』より

(初出;2008-10-17)の再掲載:「捨て子は自殺を考える - 『吾輩は猫である』」三浦 雅士『漱石』より
Reading Journal 2nd

[レビュー] 『陰翳礼讃・文章読本』
谷崎 潤一郎 著

谷崎潤一郎は『陰翳礼賛』で日本の美は、暗さとその陰翳にあるとした。それは、庇を張り出し鈍い光しか入らない座敷の美に始まり、漆器、そしてそれに盛られた料理の美、さらには金屏風や能衣装などの暗闇に光る美、すべてが暗闇と陰翳が関係している。:『陰翳礼讃・文章読本』より
Reading Journal 2nd

遅れる軍の対応 — 身体から見た戦争(その2)
吉田 裕 『日本軍兵士』より

戦争が激しくなるにつれて日本軍兵士の体格・体力が低下した。しかし、それに対する軍の対応は遅れ、現地自活の方針となる。それは、中国人民からの略奪を一層強化を意味した。その他、結核や知能障害者の排除、虫歯の問題などが書かれている:『日本軍兵士』より
Reading Journal 2nd

友人の説得(後半)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

ここでは、必ずしも正しいものが勝つのではなく、しばしば不誠実なものが繁栄するという、人生の矛盾・不条理の問題を、「エレミヤ書」、詩編の「知恵の詩」から考える。またこの問題に対するアウグスティヌスの「刺繍のたとえ」にも触れている。:『ヨブ記 その今日への意義』より
Reading Journal 2nd

キリスト教、儒教などの諸思想との交流 — 見えざる世界(その2)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

日本にキリスト教が入ってくると、一神教の教えは理解が困難だったため、仏教側と互いに批判し合う。しかし、有効な議論とならなかった。近世になると合理的な儒教と仏教は論争になる。しかし、儒教も鬼神論があり、霊魂の存在を認めざるを得なかった。:『日本仏教再入門』より
Reading Journal 2nd

兵士の体格・体力の低下 — 身体から見た戦争(その1)
吉田 裕 『日本軍兵士』より

日中戦争やアジア・太平洋戦争では、年々多数の兵力を必要とした。その兵士を集めるために、軍は徴兵検査の基準を大幅に引き下げざるを得なくなる。そして、アジア・太平洋戦争が泥沼化するに従い、体格や体力が劣る兵士、病弱な兵士が軍隊の中で増大した。:『日本軍兵士』より
Reading Journal 2nd

友人の説得(前半)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

ヨブの嘆きを聞き友人のエリパズがヨブを励まそうと説得する。エリパズは伝統的な賞罰応報的な立場から、信仰に厚かったヨブがここにおいてどうして惑うのかという。この言葉に人生の矛盾・不条理と戦っているヨブは容易に同意できない。:『ヨブ記 その今日への意義』より
Reading Journal 1st

[再掲載]『漱石』 母に愛されなかった子
三浦 雅士 著

(初出:2008-10-16)の再掲載:『漱石』 母に愛されなかった子 三浦 雅士 より