偉大な発明家たち
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

Reading Journal 2nd

エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』
[Reading Journal 2nd:読書日誌]

二 偉大な発明家たち

今日のところは、最初の人類が誕生して以降の先史時代である。つまり、表題の「偉大な発明家たち」とは、先史時代の人々ということ。
まずドイツのネアンデルタールで発掘された額の狭く、眉の上に大きなこぶがあり、顎が頑丈な奇妙な古い頭蓋骨、ネアンデルタール人の発見から話が始まる。そしてアフリカや中国にも同じように古い骨が発見されている。これらの人たちは二百万年前にはすでに道具を使って生活をしていた。さらにネアンデルタール人は約十万年前に現れ、われわれに最も近い新人があらわれたのは、約三万年前である。

「しかしこれまでのことはみな、名前もなく正確な年代もないだいたいのことであり、それは歴史ではない」と、きみはいうかもしれない。そう、そのとおりだ。これらは歴史「以前」のことなのだ。だからこれまで述べてきたのは、「歴史以前」、すなわち「先史時代」のことなのだ。「いつ」のことであったか、ばくぜんとしかいえないからね。(抜粋)

本当の歴史が始まった時には、今日私たちが持っているもののほとんどがあった。つまり、それらはすべて、彼ら原人たちの誰かが発明したものである。

この後、どんどんと話は進む。石器時代には、石の道具が作られる。ちょうど氷河時代だったため彼らは洞窟に住み、言葉を発明し、絵を描いた。氷河期が終わったころ新人があらわれ、穀物を植えパンを発明した。そしてテントを建てることを覚えや家畜と共に移動して暮らし始める。さらに湖に杭を打ち込み「湖上家屋」「杭上家屋」があらわれる。新石器時代には、金属が発明された銅と錫の合金(ブロンズ:青銅)が現れる(青銅器時代)。

ときおり、わたしたちが言葉ではなすとき、あるいはパンを食べるとき、あるいは道具を使うとき、あるいは火のそばでからだを暖めるとき、それができることを感謝しながら、その偉大な発明者である原人たちのことをおもいだすことは必要かもしれない。(抜粋)

ここでは、先史時代の歴史を足早に追っているんだけど、原人たちは洞窟に住み、氷河期が明けるとテント生活もするようになる。っで、その後につづくのが、「湖上住居」「杭上住居」?え??それって、なに?あれ?知らないのボクだけ??少なくともヨーロッパではそれがスタンダードな住居の歴史なんですかね?(つくジー)

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