PRESIDENT 2025.12.19
[Reading Journal 2nd:読書日誌]
③ NISA編 NISAをやらないと「1年で10万円超」の損! 2026年、お金を増やす「NISA運用」戦略
今回の特集の総論的な「日本経済編」につづき、少し飛ばして「NISA編」をまとめることにしました。この稿の筆者は、鬼塚祐一さんです。
Part 1 積立ながら取り崩す「じぶん年金戦略」
まず、老後の資金計画であるが、その「目標額」を設定して老後の生活資金を考えると、多くの場合「年金だけでは月5万円ほど足りない」ことになる。そこで筆者がすすめているのは、非課税で運用できるNISAをつかっての「じぶん年金戦略」である。NISAは、年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)が無期限で非課税となる。そのため、じっくりと積み立てていくほど効果がある。
仮に55歳から65歳まで10年間、毎月5万円を積み立てた場合、年間6%で運用できれば65歳時点でおおよそ800万円になります。ここから毎月5万円取り崩しながら運用を続けると、およそ30年間、資金を維持できます。つまり「積み立てながら取り崩す」という。長期安定型の設計が可能となるのです。私はこれを「じぶん年金戦略」と呼んでいます。年金のように、毎月自動的に一定額を受け取れる仕組みを自分でつくるわけです。(抜粋)
この方法の最大の利点は、感情に左右されず淡々と積み立てと売却をするだけで生活資金を確保できることである。
ここに「NISAのポイント」の図が載っている。これが基本。
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
| 最大利用可能額 | 600万円 | 1200万円 |
| 年間投資上限額 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有限度額(総枠) | 1800万円 | |
| 非課税保有限度額(内枠) | 1200万円(内枠) | |
| 投資期間 | 無期限 | |
| 非課税期間 | 無期限 | |
| 購入方法 | 積み立て | スポット・積み立て |
| 対象商品 | 低コストの投資信託のみ。長期・分散向けに限定 | 株・ETF・投資信託・債権など幅広く選択可能 |
この「じぶん年金戦略」は、非常に魅力的だけど・・・・上の引用部の説明だけだと・・・・つくジー何 言ってるか?分からなかった。知識 無さ過ぎですね。学ばないとですね。(つくジー)
Part 2 国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の4資産投資をする
NISA口座のオススメは「定期売却サービス」ができる「楽天証券」
NISA口座は、証券会社、銀行、生命保険会社(投資信託銀行経由)などであるが、筆者が勧めるのは「ネット証券」である。その理由は
- 営業がない:勧誘がなく落ち着いて判断できる
- 夜、休日でも操作可能、解約もワンクリック
- 手数料が安い
- 積立投資の自由度が高い:「定期売却サービス」にも対応
- クレカ積立(クレジットカード払い)も広がっている:クレカポイント還元
そして、「ネット証券」の中でも筆者が推すのは「楽天証券」である。その理由は、筆者一押しの「じぶん年金戦略」に対応した「定期売却サービス」を取り扱っているからである。この「定期売却サービス」は、保有している投資信託から、設定した金額分を毎月自動で売却してくれる仕組みである。手動で売却しても同じであるが、その場合は「まだ上がるかも?」と感情が入るので機械的に行えるのがよい。
現時点で、積立投資枠と成長投資枠の両方でこのサービスを利用できるのは、「楽天証券」と「セゾン信託」であるが、セゾン信託は商品数が少ないので、楽天証券がベターである。
NISAの始め方
NISAの最初の買い物は、「インデックス・ファンド(市場の動きに連動するもの)の全世界株式型(eMAXIS Slim = オール・カントリーなど)」の積み立てから行うのが良い。全世界の株式に分散投資できる証券信託で、インフレにも円安にも対応できる。
慣れてきたら、「4資産分散投資」のポートフォリオを目指す。この4資産とは「国内株式」「外国株式」「国内債券」「外国債券」のことで、これをすべて管理料の安いインデックス・ファンドで揃える。筆者のオススメは「eMAXIS Slim」シリーズである。
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス(除く日本)
- eMAXIS Slim国内債券インデックス
- eMAXIS Slim先進国債権インデックス(除く日本)
債権は株式とは逆の値動きをする傾向があるので、この4つでほとんどの相場状況に対応可能である。ただし、このうち債権の2つは「積立投資枠」の対象でないので「成長戦略枠」で積み立てる。
さらに、慣れてきたら「海外リート」「新興国株式」「金(ゴールド)」のインデックスも検討する。注意として、テーマ性のあるアクティブ・ファンド(市場平均を上回る成果を目指すもの)は、プロが運用しても長期ではインデックスと大差ない成果のものが多いので、基本的に不要である。
Part 3 債権は株式落下時のお守り資産年齢を重ねるごとに増やす
株式の相場は常に動いていて、株式で保有している資産が値下がりすることもある。その時に頼りになるのが、「債権」である。債権は、値動きが緩やかで、株式と逆の方向に向かうめ、株式が大きく値を下げた時に、資産全体のへ下げ幅を抑える効果がある。
資産運用を「オルカン(=全世界株式インデックス)」一本で行う場合、株価は下がる時は一斉に下がるため、世界同時株安の局面では痛い目を見る。そんな時に、ポートフォリオに債権を入れておくと値動きが和らぐ、「株安、債券安」という局面が来た時でも、その値下げ幅は小さくなる。
債権はリターンが少ないが、資産運用の究極の目的はリターンの最大化ではなく、資産を減らさないことである。特に老後の資産形成ではインフレを上回るリターンを得る、守りを固めることである。
私は、ポートフォリオの配分目安として、「年齢と同じ比率で債権を持つ」ことをすすめています。(抜粋)
これは、年齢を重ねるにつれて守りを厚くする、世界の投資家の間で長く受け継がれている合理的な方法である。これは、あくまでも目安で、自分の置かれている状況に合わせて比率を決めることが大切である。
ここで、筆者は、NISAを、短期の個別株投資に使うのは合理的でない、注意している。それは、NISA口座は「損益通算(損失を利益と相殺すること)」が出来ないため、損したときに節税効果として回収できないからである。そのため、当たり外れのある投資には不向きで、そのような投資や投機をする場合は、特定口座ですべきである。
NISAは投機対象の異なる複数のインデックス・ファンドを用いた、長期・分散・積み立てを軸に運用するのが基本です。(抜粋)
Part 4 リバランスは12月に行うのが一番お得
4資産分散投資をはじめたら、年1回は必ず「リバランス」(再均等化)を行ってください。(抜粋)
国内株式、外国株式、国内債券、外国債券を均等に買っても、その後の値動きで割合が崩れる。そこで、増えた資産を売って、減った資産を買い再びバランスを均等にすることがリバランスである。これにより上昇傾向の利益を確保しながら、下降局面に備えることになる。
初心者の場合は、リバランスは毎年1回実施すれば十分です。(抜粋)
ここで、筆者は「NISAは「投資枠」という概念があるので注意が必要であると、言っている。
年間投資枠の上限が積立投資枠(120万円)と成長投資枠(240万円)に設定され、加えて一人が生涯に投資できる上限「生涯投資枠」(合計1800万円、ただし成長投資枠は1200万円まで)に設定されている。
そのため、リバランスのために、増えた資産を売って、その利益で別の資産を買おうとしても、この投資枠の上限にあたると買うことが出来ない。そのため、翌年1月に新たな投資枠が設定されるまで待つことになる。また、同じように数年投資を行い、生涯上限枠に引っかかるとそこで「打ち止め」となる。これも保有している資産を売却すると翌年1月にその分の生涯投資枠が復活する。ただし、復活するのは売却額ではなく投資商品を買い付けたときの金額である。
このような事情があるため、NISAではリバランスを12月に行い、1月に復活したときに他の商品を買い足すのが能率的である。
このリバランスは、資産配分を整えることでリスクを一定に保ち、結果的に長期のリターンを安定させる効果がある。このリバランスを行った場合と、行わなかった場合を比較すると、長期では驚くほど大きな差がでる。
投資は長期で行うのが基本ですが「ほったらかし」にするのとは違います。いかなる相場状況にも耐えられるように、定期的な調整が欠かせません。(抜粋)


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