「ありえない日本語」秋月高太郎 著
[Reading Journal 1st:再掲載]
(初出:2005-04-28)
第六章 タメ語は失礼ですか? 第七章 ココはカタカナで書くしかないデショ?
ここでは、特定の言葉についてではなく、若者が使うタメ語及び(特殊)カタカナ語について
最近の若い人は、年長者にタメ語(タメ口)で話をすることがある。これは、決して若い人が丁寧語を使えないという理由ではない。
「タメ語は、今日の若い世代の人々にとって、親しさを演出するための手段である。一方、彼らにとって、丁寧語は、よそよそしさを伝えるための手段であるということができる。」(抜粋)
という事なのだそうだ。
ここでは、少女漫画やヒットソングの歌詞をもとにタメ語が年長者にも使われ始めた時期についての記述が面白い。
次に特殊カタカナ語について、特殊カタカナ語とは、本来カタカナでかかれない文字をカタカナで表す事である。・・・たとえば、「チコク」、「オゴる」など
このような、カタカナ語は少女漫画においては一般的になっているらしい、それは、年少の人にとって難しい漢字を避けるという事だけでなく、カタカナの持つシャープなイメージを利用して、漢字にもひらがなにもないイメージを出すことが目的であるようだ。
そして、歌手の名前や歌詞などの考察により、最近はアルファベット語も活躍し始めていると書いてある。
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