[再掲載]『決定版 御朱印入門』
淡交社編集局 編

Reading Journal 1st

「決定版 御朱印入門」
淡交社編集局 編 淡交社 1600円+税 2008年 186.9ゴ
[Reading Journal 1st:再掲載]
(初出:2009-02-03)

はじめに、巻頭エッセイ 「御朱印とめぐる巡礼フォークロア」 八木 透、御朱印鑑賞 寺院編、第一章 御朱印の集め方、コラム「御朱印集めの旅」中山小夜子、御朱印をいただくときの注意点

この前、JRの駅でフリーペーパー「小さな旅 TOKYOスキップ 冬号」をもらってきた特集は、東京七福神をめぐる「ご利益さんぽ」である。
なかは、東京の七福神をめぐって、色紙に御朱印をもらおう、というものである。なんでも各神社やお寺で御朱印というものを貰えるということ。(受け入れ期間が、正月を中心にまちまちである。)
ちなみに載っていた七福神は

  1. 谷中七福神(受入期間:1月1日~15日)
  2. 新宿山ノ手七福神(受入期間:通年)
  3. 心千寿七福神(受入期間:1月1日~7日)
  4. 東海七福神(受入期間:1月1日~2月24日)

である。

ところで「御朱印」ってなんだ?と思ったので、図書館でこの本を借りた。

御朱印は、そもそも寺で写経をして、それを奉納した証として授与されるものだった。(そのため、御朱印を「納経印」、御朱印帳を「納経帳」と呼ぶことがある)
それが、寺社参詣が観光の旅と結びつき、単に参詣した証として御朱印を授与されるようになった。そして、寺院と同様に神社にも広まった。また、特別な年中行事に際して、参詣者に授与される呪符としての御朱印も古くからある。(牛玉宝院等)
寺院が納経の見返りに御朱印を出すことは、さほど古くなく近世に寺社参詣を目的とした旅が普及して以降のことである。それが明治以降に庶民の寺社参詣が著しく増えると、今日のような「御朱印帳」や「御朱印軸」が登場してくる。
戦前にも西国三十三所巡礼や四国遍路、天皇陵や一宮を巡拝して御朱印を収集する事は広く行われていたが、戦後になり巡礼により御朱印収集はブームとして大流行した。

日本人の聖地巡礼は、直線的な往復行為ではなく、基本的に「めぐり」という形をとることが多い。西国三十三所観音や四国八十八ヶ所遍路を筆頭に近世以降さまざまな巡礼の札所が作られた。
西国三十三所、坂東三十三所、秩父三十四所を合わせて「日本百観音」と呼ばれ、すべてを巡拝し終わったら長野の善光寺に参拝するのが慣例とされている。
「七福神めぐり」も日本人に古くから人気のある巡礼である。これは江戸や京都などの都市部で年頭に七福神を祀る七社寺を巡拝するもの。

御朱印のいただき方は、寺院神社ともに、まずお参りをしてから御朱印所(納経所)へ向かい、御朱印帳を出して書いていただく、書いていただいたらお礼を言って、御朱印代をお支払いする。御朱印代は300円と定めているところが多い。
寺社の都合で御朱印をしていないところもある。浄土真宗の寺院では基本的に御朱印をされていない。さまざまな事情により無理な場合もある。

御朱印集めるために「御朱印帳」「御朱印軸」「笈摺おいずる」がある。
「御朱印帳」は御朱印を集める帳面で大きな寺院や神社で販売されている。文房具店や仏具店でも入手できる。一般的には折本になっていて表が終わったら裏面を使用。1000円程度
「御朱印軸」は、御朱印を集める掛け軸。集め終わったら表装する。値段をピンからキリまであるが1万数千円から、軸への御朱印代は通常一箇所500円。
「笈摺(おいずる)」は、巡礼用の白衣である。死出の旅の晴れ着となる。すでに印刷してある箇所に印をいただく。印のみなので、御朱印代は通常200円。

御朱印をいたただく時の注意点は、

  1. 小銭を用意しお釣りなどと言わないようにする。中には金額を指定されず「お志し」としている所もある。
  2. お参りを済ませてから御朱印をいただく。
  3. 御朱印帳を忘れたときに、紙に書いていただいて後で貼る場合もあるが、基本的に忘れないようにする。
  4. 定められた時間に受付をする。時間が定まっていない場合でも常識的な時間に訪問する。
  5. 御朱印を書いていただいている時に話しかけたりしない。
  6. 法要や祈祷、住職や宮司の不在などで受けられない場合もある。
  7. 霊場を巡る場合は、複数の霊場の札所を兼ねている寺院もあるので、どの霊場の御朱印かをはっきり告げる。

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