Reading Journal 2nd

[レビュー]『空海の風景 新版』
司馬遼太郎 著

司馬遼太郎の『空海の風景』は、「天才とはなにか」ということを空海という人物を通して描いた伝記である。しかし、この作品はそれにとどまらず司馬遼太郎の真言密教、仏教の考え方、そして「理趣経」を通しての性欲への問題意識がある。:『空海の風景』より
Reading Journal 1st

[再掲載]「義絶の人、関羽」(三国史演義)
井波 律子『中国の五大小説』(上)より

(初出:2008-07-01)の再掲載:「義絶の人、関羽」(三国史演義)井波 律子『中国の五大小説』(上)より
Reading Journal 2nd

独立(その3)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

独立宣言と同じくらい重要なものに、各邦での憲法制定がある。また邦を束ねた連合の構想も議論された。この頃の邦と連合の概念は、今と違い主権はあくまでも邦が持っていた。それはモンテスキューの『法の精神』などの影響を受けている。:『アメリカ革命』より 
Reading Journal 2nd

『エランベルジェ著作集』全三巻
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

もう一冊の名著として『エランベルジェ著作集』の紹介がある。エランベルジェは、精神医学や心理学、心理分析の歩んできた歴史を社会・文化的な広がりをもって辿り、心の治療を問い続けた人である:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より
Reading Journal 2nd

読書と精神の成長
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

読書は、自分の力以上に難解な本に取り組む必要がある。そして分析読書にふさわしい本は少数であるが存在する。このような本を読むことで、人の精神はいつまでも成長することができる。またそのような本は一生読者の成長に付き合ってくれる。:『本を読む本』より
Reading Journal 2nd

独立(その2)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

1775年、レキシントン・コンコード間でアメリカ独立戦争が始まった。アメリカ側の総司令官は、ジョージ・ワシントンである。そして1776年の大陸会議で「独立宣言」が採択された。しかし、この独立宣言は、奴隷制と女性問題という限界があった。:『アメリカ革命』より 
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心の傷を耕す
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

安克昌などの先人の努力もあり心のケアの意識は向上している。しかし、心理的な居場所を取り戻すという問題はまだ社会的課題である。このような心のケアの問題は、究極的には、社会の品格の問題となる。:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より 
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訳者あとがき 板橋 拓己
ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』より

訳者の板橋は、ミュラーのポピュリズムの特徴は、「反エリート主義」に加えて「反多元主義」であるとしている。そして、「自分たちが、それも自分たちだけが真の人民を代表する」という主張がポピュリズムであり、これは民主主義の脅威となる。:『ポピュリズムとは何か』より
Reading Journal 1st

[再掲載]「知力を尽くした総力戦」(三国史演義)
井波 律子『中国の五大小説』(上)より

(初出:2008-06-30)の再掲載:[再掲載]「知力を尽くした総力戦」(三国史演義)井波 律子『中国の五大小説』(上)より
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シントピカル読書(後半)
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

ここでは、シントピカル読書に関する様々な話題(客観性の必要性や主な批判など)や「進歩の観念」という主題にそくした実例、さらに「シントピコン」という参考書の使い方などが書かれている。そして、最後にシントピカル読書の手順のまとめたる。:『本を読む本』より