Reading Journal 2nd

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ヨブを贖う者(後半)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

ヨブ記の大きな峰である第一九章で、ヨブは二つのことを願っている。一つは、自分の言葉が書物として書き残され後世に伝えられること。そして二つ目は、最後には自分を「贖う者」つまり神が地上に現れ、自分の義を明らかにすることである。:『ヨブ記 その今日への意義』より
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現代文と古典文(前半)
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

文章は分からせる事に主眼があり、それには口語文でなければならない。しかし口語文は、語彙が豊富なため饒舌になり却って分かりづらくなる。語彙が少なく簡潔であるが広がりがある古文を研究することは、分かりやすい文章を書くために必要である。:『陰翳礼讃・文章読本』より
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[review] “Robinson Crusoe”
by DANIEL DEFOE [OXFORD BOOKWORMS STAGE2]

“Robinson Crusoe”は、デフォーの『ロビンソン・クルーソー』のBookworms版で700headword、60ページでretoldされている。内容は、無人島に取り残されたロビンソン・クルーソーの28年間の生活である。ロビンソンは、その行動力と機智により山羊を飼いならし、コーンを育ててパンを焼くまでに自活している。:” Robinson Crusoe”より
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深く刻まれた「戦争の傷跡」
吉田 裕 『日本軍兵士』より

戦後、多くの兵士がアジア・太平洋戦争の傷跡に悩まされることとなる。ここでは、そのような戦後も長い間、元兵士たちを悩ませた症状を紹介するとともに、近年の「戦争イフビーム」「日本軍礼賛ブーム」について事実に基づいて反論している。:『日本軍兵士』より
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ヨブを贖う者(前半)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

ヨブは、身近な人から見放され全く孤独になってしまう。そして、その孤独はヨブでさえ耐えがたいものであった。しかし、その叫びの中にヨブの人間性がある。ヨブ記の課題は、ヨブが象徴する強くもあり弱くもある人間と神がどう関わるかである。:『ヨブ記 その今日への意義』より
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実用的な文章と芸術的な文章
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

文章に実用的と芸術的の区別はない。よい文章とは「華を去り実に就く」と言われるように飾りけを除いて実際に必要な言葉だけで書いた文章である。そのためには、芸術的な文章も口語で「分からせる」「理解させる」ように書くことが大切である。:『陰翳礼讃・文章読本』より
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後発の近代国家 — 無残な死、その歴史的背景(その3)
吉田 裕 『日本軍兵士』より

欧米列強の軍隊と比較すると日本資本主義の後進性が軍備の増強近代化にとって大きなマイナス要因となった。それは、人員、自動車、建設機器、軍事用の通信機器に及んだ。このような基礎的な産業面でも早い段階から総力戦上の要請にこたえられなかった。:『日本軍兵士』より
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[review] “The Nighthawk Star”
by Kenji Miyazawa [LDDER SERIES Level 1]

"The Nighthawk Star”は、宮沢賢治の『よだかの星』の英語版である。醜いという理由で仲間外れにされ、鷹には、改名を迫られ、よだかは空へと飛び立つ。この童話には、賢治の童話に特徴的な法華経的な意味が込められている。ラダーシリーズLevel 1 (1000語)の一冊、音声サポートあり:『The Nighthawk Star』より
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人の道と神の前(後半)
浅野 順一 『ヨブ記 その今日への意義』より

友人の言葉、すなわち神への弁護は、ヨブから見れば偽善であり不義である。ヨブはその言葉を受けいれることができず、「神との対決」を望む。そして「わたしはわたしの道を彼の前に守り抜こう」といい信仰を人ではなく神の前で守り抜く。:『ヨブ記 その今日への意義』より
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[読書日誌] 『文章読本』
谷崎 潤一郎 『陰翳礼讃・文章読本』より

谷崎潤一郎は、この『文章読本』で、「われわれ日本人が日本語の文章を書く心得」を記したとしている。人は思想を伝えるには言語に頼るほかなく、物を考えるときも、言語を使用している。しかし言語は案外不自由なものであることに注意が必要である。:『陰翳礼讃・文章読本』より