Reading Journal 2nd

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「死ぬ日は生まれる日にまさる」
小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より

「死ぬ日は生まれた日にまさる」というコヘレトン言葉は、死という終わりがあるからこそ、人生には意味があるということである。「逆境にはこう考えよ人が未来について無知であるようにと神はこの両者を併せて造られた」は、終末否定である。:『コヘレトの言葉を読もう』より 
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「文の途中での切り方」(その3)
岩渕悦太郎『悪文 伝わる文章の作法』より

連用形の中止用法とならんで、文章が長くなる原因に、接続詞の「が」がある。その用法は多種多様であるが、前後の関係が曖昧になる。そのためすらすらと読めるが、頭から抜けやすい文章になる。:『悪文 伝わる文章の作法』より
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モチベーション理論の展開
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

モチベーションの研究は本能論から出発した。その後、「報酬を求め、罰を恐れる」ことによるモチベーションの研究に移るが、現在では、「学びたい、創造したい、世界をよくしたい」という動機によるモチベーションが研究されている。:『モチベーションの心理学』より
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「太陽の下での不幸」
小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より

コヘレトは現世では富も財産も名誉も否定する「黙示的思想」を批判している。そして、コヘレトは死後に何があるかわからないとして歴史の終末を否定し、死ぬことよりも生きることのほうが意味があるといっている。:『コヘレトの言葉を読もう』より 
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「文の途中での切り方」(その2)
岩渕悦太郎『悪文 伝わる文章の作法』より

連用形の中止法は、ざっと5種類の用法がある。そのため書く方としては便利だが、読む方の負担が増える。また、中止法が意味のかかり方が曖昧になることがある。このつながり方の曖昧さは、句読点の打ち方によってある程度救うことができる。:『悪文 伝わる文章の作法』より
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場モデル
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

レヴィンによって提唱された「場モデル」は、モチベーションを人と環境との相互作用によって説明している。彼は、レヴィンの公式によりモチベーションを定式化しモチベーションを「場」のバランスが崩れた時、その均衡を回復するプロセスと説明した。:『モチベーションの心理学』より
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「神は天に、あなたは地上に」
小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より

コヘレトの言葉の「神は天にいまし、あなたは地上にいる」は虚無主義者の発言ではなく、信仰者は地上での責任を果たすことを進めている。コヘレトは、社会批判をするが、その結論は空しいではなく神からの恵みについて語る:『コヘレトの言葉を読もう』より 
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「文の途中での切り方」(その1)
岩渕悦太郎『悪文 伝わる文章の作法』より

連用形などを使用する中止用法は、一般に文が長くなる。しかし、「そうした結合」のような時間や因果関係の系列が直線をなしているような文ならば、長い事は大した問題ではないが、並列の場合や屈折の多い文章では読みづらくなる。:『悪文 伝わる文章の作法』より
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接近 ‐ 回避モデル
鹿毛雅治『モチベーションの心理学』より

誘因には、行動を引き起こす正の誘因と、遠ざける負の誘因がある。モチベーションは、誘因(誘因性)と動因(欲求)の相互作用により生ずる。接近=回避モデルは、この近づく=遠ざけるという行動に着目しモチベーションを説明する。:『モチベーションの心理学』より
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「太陽の下での虐げ」
小友 聡『コヘレトの言葉を読もう』より

コヘレトは、格差社会の中、虐げられた人の涙を見つめる。そして「すでに死んだ人を幸いと言おう」とまで言う。しかしコヘレトは現世を否定しているのではない。そうだからこそ連帯の大切さ、生きることの素晴らしさを説いている。:『コヘレトの言葉を読もう』より