Reading Journal 2nd

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さまざまな「心の傷」を見つめる(前半)
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

震災時にはPTSDを発症する人も多い。これは異常な状況における正常な反応が、長く解消しない状態である。そして、親しい人との死別には、大きな喪失感が伴う。それを乗り越えるためには、「グリーフワーク」という作業が必要である。:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より 
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文学書の読みかた(前半)
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

文学を読む際にしてはいけないことは、まず文学の影響力に抵抗してはならないである。文学を読む際にはその作品に身をゆだねる「積極的な受け身」という姿勢をとる必要がある。なぜならば、文学は「経験」を与えるものだからである。:『本を読む本』より 
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ポピュリズムへの対処法(その4)
ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』より

ヨーロッパの政治は、全体主義への反省から始まった。それは権力の分散と憲法裁判所のような選挙を経ない制度への権限付与である。しかし、テクノクラシーによる支配となり、かえってポピュリストにいくらかの正当性を与えてしまった。:『ポピュリズムとは何か』より
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植民地時代(その2)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

アメリカの植民地には「王領植民地」「領主領植民地」「自治植民地」などの種類があった。これらの植民地は、王や枢密院が特許状をあたえ開拓者に対して権限を委譲していた。この特許状は、イングランド臣民としての権利の根拠でもあった。:『アメリカ革命』より 
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そのとき何が起こったか
宮地 尚子 『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』 より

阪神淡路大震災後、安克昌は迅速に心のケアの活動を行った。その時、非現実的な世界が広がっていて、人々はPTSDなどの心の傷を負っていた。このような状況での心のケアを安克昌は、被災者の姿が見えるように記録した:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より 
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読書の補助手段
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

一冊の本を他の本の力を借りずに読むことを「本質的読書」、関連書の助けを借りながら読むことを「付帯的読書」と呼ぶ。付帯的読書における外部からの助けは、関連のある経験、関連する他の本、注釈書や抜粋、参考図書などである。:『本を読む本』より 
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植民地時代(その1)
上村 剛 『アメリカ革命』 より

ここでは、最近の研究で見えてきたアメリカの植民地時代の歴史の新しい四つの視点、すなわち「最初の移住者がイギリス人ではないこと」「先住民についての記述の不足」「奴隷の歴史の無視」「王党派などの存在」について紹介している。:『アメリカ革命』より 
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[読書日誌]『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』
宮地 尚子 著

今回の100分de名著は、安克昌の『心の傷を癒すということ』を紹介している。解説者は安と親交のあった精神科医の宮地尚子である。この本は、阪神・淡路大震災時に安克昌が、その奔走をまとめたルポルタージュである。:『100分de名著 安克昌 『心の傷を癒すということ』』より 
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解説 金井壽宏
エドガー・H・シャイン 『問いかける技術』より

金井壽宏による解説では、本書がシャインの前著『人を助けるとはどういうことか』の主題である支援学から生まれたことを、前著の概略を踏まえて説明されている。そして、最後に日本において「謙虚に問いかける」がどういう意味を持つかを解説している。:『問いかける技術』より
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著者に賛成するか、反対するか(後半)
M.J.アドラー / C.V.ドレーン 『本を読む本』より

分析読書の規則の各段階は、「この本は全体として何に関するものか」「何がどの王に述べられているか」「本に書いてあることは真実であるか」「それにどんな意義があるか」といった質問に答えるために役立つ。:『本を読む本』より