Reading Journal 2nd

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身延山の暮らし(その1)
松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より

日蓮は二年半の佐渡配流を解かれ鎌倉に返る。しかしこのまま鎌倉で活動を続けるとまた配流される危険があるため、身延山に居を移した。身延山の日蓮の元に文永の役の知らせが届く。日蓮は次の蒙古来週では日本は敗れると確信する:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 
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日本書紀ーーリアルな歴史叙述
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『日本書紀』は純粋な漢文で書かれた無味乾燥な歴史書であると考えられているが、実はその中に実には、大化の改新の場面のように、実にリアルな場面描写がある。そのようなリアルな描写には「場所に居合わせた人」の関与があると考えられる:『日本語の古典』より  
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不幸な王としあわせな王
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

三十年戦争の後、2人の王がいた。不幸なイギリスのチャールズ一世は、マグナ・カルタを破ったため捉えられ死刑になってしまった。幸福な王ルイ十四世は、70年を超える統治を、まるで劇場の舞台のように過ごし、フランスを支配した。:『若い読者のための世界史』より 
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佐渡への配流(その3)
松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より

日蓮は佐渡で『開目抄』の次に『勧心本尊抄』を書いた。この書は、日本は五五百歳に入ったとし、その時、釈尊より布教を委託された地涌の菩薩が出現し「妙法蓮華経」の五字を弘通するとした。また、題目の唱題により一切の功徳を得るとした:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 
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古事記ーー言葉が生む悲劇
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『古事記』の時代は、まだ「ことば」が霊力を持つ時代であった。ヤマトタケルノミコトは、父の命令を勇敢に遂行し、日本の平定に導いたが、「言葉」を間違えて使ったために、命を失ってしまった。「ことば」とはそれほど重い意味を持っていた。:『日本語の古典』より  
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おぞましい時代
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

1681年プロテスタントとカトリックの間で30年も続く戦争が起こった。しかしその戦争は戦争と呼べるものでなく、集められた傭兵が暴行と略奪を行うだけの大量虐殺であった。戦争終結後のドイツの国土は荒廃し人口の約半分が亡くなった。:『若い読者のための世界史』より 
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佐渡への配流(その2)
松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より

日蓮は『開目抄』で『法華経』が独勝であることを唱えている。そして日蓮は自分が『法華経』の行者であることを確認する。さらに「私は日本国の柱となろう。私は日本国の眼目になろう。私は日本国の大船になろう。」という三大誓願を起こす。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 
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[読書日誌]『日本語の古典』
山口 仲美 著 [全32回]

日本語の歴史の専門家である著者は、この本の特徴として「主に言葉との関わり合いから古典を取り上げる」としている。また、一作品ごとに一テーマを設定している。著者は、古典は相対化する目を養うこと、創造性の芽をはぐくむことに役立つとしている:『日本語の古典』より 
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戦う教会
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

プロテスタントとカトリックの戦争の中、重傷をおったイグナティウスは、カトリックのために戦う武人になるために大学で学び「イエズス会」を設立しカトリックの「反宗教革命」が起こる。そして戦いは激しくなり宗教戦争の時代となる。:『若い読者のための世界史』より 
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佐渡への配流(その1)
松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より

日蓮は悪口の咎で佐渡への配流が決まった。日蓮は捕縛された後、武士たちに辰口刑場で斬首されそうになる。しかし忍性の働きで斬首を免れた。日蓮は弟子たちに形見として「楊子の本尊」を書き与え、佐渡へ向かった。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より