Reading Journal 2nd

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うつほ物語ーー理想の男性を造型する
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『うつほ物語』は、『源氏物語』にも影響を及ぼした長編小説である。物語は琴の秘儀継承と皇位継承などの政治の問題という二つのテーマがあり、どちらが主旋律か判然としない。しかし、そこの描かれている仲忠や凉は、当時の女性のあこがれであった。:『日本語の古典』より  
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最後の征服者
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

フランス革命の後、新たな支配者としてナポレオンが現れた。彼は、コルシカ島から身を立て、ヨーロパ中を占領し自ら皇帝の座に就いた。しかし、ロシア侵略の失敗からその座を追われ、最後は孤島セント・ヘレナでその生涯を終えた。:『若い読者のための世界史』より 
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身延山の暮らし(その4)
松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より

日蓮のいる身延山には、多くの信徒がやってくるようになる。また、日蓮も積極的に手紙での布教をしていた。そして、弘安の役が起こった。日蓮はこの蒙古来襲により日本が滅びると予言していたが、蒙古の敗退によりその予言が外れた。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 
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伊勢物語ーー命をかける、それが愛
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『伊勢物語』は、歌を中心とした簡潔な短い話がつづく歌物語である。そこには、かりそめの恋、老いらくの恋、思いきれない恋、しのぶ恋など男女間の多様な愛の姿が記されている。そしてその主張は、愛するということは死をもおそれないことにある。:『日本語の古典』より
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暴力による革命
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

国庫の金を使い果たしたルイ十六世は、三身分の代表者を集めた三部会を開いた。しかし王はその提案を気に入らず三部会の解散を命じる。しかし、彼らは去らず、軍隊を導入しようとした王に反対して民衆が立ち上がった。フランス革命である。:『若い読者のための世界史』より 
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身延山の暮らし(その3)
松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より

『三大秘宝抄』は、日蓮仏教の達成を示す書とされている。三大秘宝とは、本尊としての釈尊。自行利他の題目、自の戒壇のことである。この戒壇は題目の場でなく、この娑婆世界のすべての人々に開かれた本門の戒壇として国立戒壇を意味する。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 
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竹取物語ーー成長するかぐや姫
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『竹取物語』は、平安期にすでに楽しまれていた文学である。かぐや姫は、堅い言葉ずかいをし、人間性は乏しい。しかしその言葉づかいは、徐々に変化して人間としての成長をうかがわせている。そして月に帰るころには繊細な感情を持つまでになる。:『日本語の古典』より  
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ほんとうの新しい時代
エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より

1700年頃から「寛容」「理性」「人権」を基本とした「啓蒙主義」の理念が生まれた。プロイセンのフリードリッヒ大王は、啓蒙主義による改革を行った。プロイセンの敵のオーストリアをおさめたマリア・テレジアも啓蒙主義によって改革を行った:『若い読者のための世界史』より 
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身延山の暮らし(その2)
松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より

『撰時抄』は、時の観点から『法華経』のエッセンス「妙法蓮華経」「南無妙法蓮華経」を流布することについて書かれている。『報恩抄』は、日蓮の師である道善房の死を弔うために書かれた。また、それは『三大秘宝抄』に繋がる書である。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 
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風土記ーータブーと地名由来
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『風土記』は、当時の伝説についての重要な記録となっている。そこには地名の由来や各地の伝説が書かれていて、地名の由来には、天皇や皇后の行為や発言から解かれているものが多い。そして、伝説は各地のタブーによるものが多く収録されている。:『日本語の古典』より