Reading Journal 2nd

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感受性を深める / 「概念」を壊す
辰濃和男 『文章のみがき方』 より

文章を磨くためには、五感を解放させる時間を持ち、五感を練る修行にも心を配りたい。特に私たちは「視覚偏重」となっていることに気をつける。また、言語は必ずしも万能でないことに心を配り、現実との溝を乗り越える努力が必要である。: 『文章のみがき方』より
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ずっこけ、でも明日があるさ / ファンタジーはグリーフワークの神髄
柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より

ナイーブ「純粋な」という言葉は絵本にとって大切な言葉である。前半では、そのナイーブさが際立つ絵本を3冊紹介している。さらに後半では、子どもたちが大好きなおじいちゃんとの別れを描いた。作品を2冊紹介している。:『人生の一冊の絵本』より 
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蘭東事始ーー翻訳者の良心の告白
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『蘭東事始』(『蘭学事始』)は、多くの内容を『解体新書』の翻訳の経緯に充てられている。翻訳は前野良沢を中心に杉田玄白らによって行われたが、『解体新書』は、玄白の翻訳となっていた。玄白はこの良心の呵責のため『蘭東事始』を記した。:『日本語の古典』より  
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聞く技術 小手先編(後半)
東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より

前半に続いて、聞く技術の小手先が語られる。しかし、ここで語られる小手先は、余裕がある時だけに使うことができるのである。そして、大切なのは相手との関係が難しくなったときである。ではどうしたらいいか。それは聞いてもらうからはじめる。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 
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落語に学ぶ / 土地の言葉を大切にする
辰濃和男 『文章のみがき方』 より

夏目漱石は、落語が好きで落語から多くのものを学んだ。また二葉亭四迷が「文語一致体」を書き始めた時の先生も落語であった。落語は文章の先生でもある。また、方言は、文化の蓄積があり、方言を使った文章には、力強さがある。: 『文章のみがき方』より 
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感性が刺激される逆転劇 / 光りより速い人間の想像力
柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より

今回紹介されている絵本は、「感性が刺激される逆転劇」で『密林一きれいなひょうの話』、『サイモンは、ねこである』、『コートニー』。そして、「光りより速い人間の想像力」では、『このよで いちばん はやいのは』、『トテム』、『つきの ぼうや』、『IMAGINE イマジン(想像)』である。:『人生の一冊の絵本』より 
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東海道中膝栗毛ーーシモネタの生む解放感
山口 仲美 『日本語の古典』 より

『東海道中膝栗毛』は、江戸時代に二一年にわたり正編続編合わせて二〇編も刊行された大ベストセラーだった。あけっぴろげでシモネタ満載のこの本は、江戸時代の人びとに開放感や優越感を与え、その心をつかむ。そして長きに渡り人々に愛された。:『日本語の古典』より  
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聞く技術 小手先編(前半)
東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より

聞く技術は、「余計なことを言わずに適切な質問をする」に尽きる。しかし、それでは程度がわからない。そこでここでは、明日からでも使える小手先の技術を12紹介している。前半ではまずはそのうちの7個についてまとめる。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 
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文末に気を配る / 流れを大切にする
辰濃和男 『文章のみがき方』 より

良い文章を書くためには、文末に気を配ることが、大切である。現代では、ですます調、である調などのほかに「ですよ」「ではないかね」のような「おしゃべり体」もあり文末は多彩になっている。また、文章にリズムを求めることも大切である。: 『文章のみがき方』より
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人はなぜ学び、なぜ働き、なぜ祈るのか / 人は何を求めて旅に出るのか
柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より

柳田は、「私の一冊の写真絵本」を挙げてほしいと問われたら、『いのる』を挙げると言っている。この本は、写真家・長倉の写真と言葉が交響してこちらも精神性の高みへと引き上げられる思いがする本である。その後「旅に関する絵本」が紹介される。。:『人生の一冊の絵本』より