Reading Journal 2nd [読書日誌]『猫の古典文学誌』田中 貴子 著 [全19回] この本は、猫好きの著者による「猫の古典文学誌」である。猫の本は、古今東西の猫好きにより書き尽くされた感があり、一度著者は猫についての本を断念している。しかし、その資料を読み解き、「書かれたものとしての猫」についてまとめること決めた。:『猫の日本文学誌』より 2024.05.08 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 子どもが人生のへの一歩を刻むとき / どろんこのなかの生きる楽しさ柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より まず前半の「子どもが人生への一歩を刻むとき」では、少年期の感性の鋭さや心理の動きについて表現した本が3冊紹介されている。そして、後半の「どろんこのなかに生きる楽しさ」では観察記録の写真により語りかける写真絵本が3冊紹介されている。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.07 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 孤立から孤独へ(その2)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 孤立した人の支援は、良き「つながり」を提供するのがよいが、これは大変難しい。また、孤立した人に声をかけても、孤立した人には悪しき他者の声にしか聞こえず、敵だと思われてしまう。そのため支援は「時間をかける」ことが重要となる。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.06 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 思いの深さを大切にする / 渾身の力で取り組む辰濃和男 『文章のみがき方』 より 文章には、思いの深さが大切である。文章は技でなく心であると伝わってくるときおのずから名文となる。また、文章を綴る時は渾身の力で取り組むことも大切である。この渾身の力は、瞬発性のものだけでなく持続性のものもある。: 『文章のみがき方』より 2024.05.05 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 子ども時代を生きるとは / おさな子が「おにいちゃん」になるとき柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より まず、前半の「子供時代を生きるとは」では、子どもにとって不可欠な母の愛をテーマとした絵本を三冊紹介している。そして、後半の「おさな子が「おにいちゃん」になるとき」では、子供の成長を感動的に描いている「ねえ、しっている?」が紹介される。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.04 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 孤立から孤独へ(その1)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 1人でいる状態でも、安心できる「孤独」と、絶えず他者に脅かされている「孤立」がある。問題なのは「孤立」であるが、それを支援することは難しく、その支援者も「孤立」してしまう。そこで、大切なのは支援者を支援する「つながりの再建」である。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.03 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 自分と向き合う / そっけなさを考える辰濃和男 『文章のみがき方』 より 誰でも去年書いた文章を読み直すと、必ず不満な面が出てくる。それは、新しいものを生むエネルギーとなる。また、一見下手な文章でも読んでいるうちにじんわりと伝わることがある。それは文章は結局、人の内面を映しているからである。: 『文章のみがき方』より 2024.05.02 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 五〇歳からの六歳児感性の再生法 / 夢のなかで遊ぶ子供の世界柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 優れた児童文学作品の作者は六歳児の感性をそのまま持ち続けている。前半はそのような著者の作品として『さびしがりやのクニット』と『プー あそびをはつめいする』が紹介されている。後半では、夢に遊ぶファンタジーの作品を三作品が紹介される。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.01 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 春色梅児誉美ーー心をゆさぶるエロチシズム山口 仲美 『日本語の古典』 より 『春色梅児誉美』は、官能的な恋愛模写と生き生きした江戸語が魅力となって江戸後期に大ベストセラーとなった。幕府に淫書と見なされたため悪評の中に埋もれていたが、多くの作家に影響を与えたこと、作品の新しさなどもあり、もっと評価されても良い作品である。:『日本語の古典』より 2024.04.30 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd なぜ聞けなくなるのか(後半)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 「聞く」を再起動しなければならないのは、緊急事態である。その時、人は何かの欠乏のために苦しんでいる。そしてその欠乏を素早く挽回できないときは、「聞く」しか解決の方法はない。しかしその聞くが難しい。それは「孤独」の問題へ繋がる:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.04.29 Reading Journal 2nd