Reading Journal 2nd

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描かれた猫たち(後半)
田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より

日本最古の招き猫は、普通「豪徳寺」のものとされているが、京都「壇王法林寺」(通称「だん王さん」)の招き猫の方が、少し古い。このだん王さんの招き猫は、「主夜神尊」という夜の神の使いのため、黒猫で、左手でなく右手を挙げている。:『猫の日本文学誌』より
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戦争や災害をどう伝えるか / あとがき
柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より

前半では、戦争や災害、事故を経験した人々がこころにかかえこんでいるトラウマの問題をテーマにした絵本が三冊紹介されている。そして後半のあとがきでは、柳田邦男が提唱している「大人こそ絵本を」という言葉の思いが語られる。:『人生の一冊の絵本』より 
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他人のことはできない / 聞かれたことしか話さない
東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より

親が子供にできることは、思春期以降はほとんどない。そのため当人が何も言わないのに口を出したり、反対に求めているのに何もしなかったりすることは、子供の成長の妨げになる。口を出さないようにするには、聞きモードになることである。:『プロカウンセラーの聞く技術』より
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描かれた猫たち(前半)
田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より

「猫は仏敵だから涅槃図に描かない」という説があるが、実際に調べてみると涅槃図に猫が描かれている例は多い。しかし、この説があるため東福寺や清凉寺などの猫のいる涅槃図は、猫がいることを売り物にしていた。その他『十二類合戦絵巻』の猫について:『猫の日本文学誌』より
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言葉のない絵本のインパクト /  空襲、こころに刻まれるあのこの死
柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より

前半では、柳田邦男が翻訳した、言葉のほとんどない絵本を2冊とそれに関係した絵本を1冊紹介している。そして、後半は、柳田邦男が戦争の残酷さ、不条理さを伝える児童文学として重要な作品としている『あのこ』を取り上げる。:『人生の一冊の絵本』より 
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昔の主婦は聞き上手 / 自分のことは話さない
東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より

前半では、昔の主婦の井戸端会議を例に、上手な“ぐち”の聞き方を解説している。そして後半では、カウンセラーが自分の話をしない理由を説明している。それは、相手の話す時間をうばわないこと、自分の考えは相手に有効でないことである。:『プロカウンセラーの聞く技術』より
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江戸お猫さまの生活(後半)
田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より

江戸時代には猫が愛玩動物として普及し、太田南畝・蜀山人など猫を可愛がった文人も多かった。また、両国の回向院は、鼠小僧次郎吉の墓で有名であるが、動物供養の寺としても有名である。ここには、報恩伝説が伝わる有名な猫の墓がある。:『猫の日本文学誌』より
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亡き人の実在感がこころにストンと / 空を預ける空想家のメッセージ
柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より

日本でも「グリーフワーク」「グリーフケア」という用語が一般的になってきている。前半では、この「グリーフワーク」としての絵本を三冊紹介している。そして、後半では、空に飛び立つような想像力を刺激する絵本を三冊紹介している。:『人生の一冊の絵本』より 
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相づちはタイミング / 避雷針になる
東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より

話を聞くときは相づち一つで話を深めないことも深めることもできる。流れに逆らわずすべて受容するように相づちを打つと深まる。避雷針のように聞くことが大切である。相手の愚痴などを聞き、それを自分にため込まずに地中に流すことである。:『プロカウンセラーの聞く技術』より
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江戸お猫さまの生活(前半)
田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より

江戸時代になると、俳諧に猫が多く登場する。最初は、「猫と蝶」「猫と牡丹」のような禅からの影響を受けたものだったが、しだいに「猫の恋」という新しいテーマが伝統になる。また、江戸時代の文献より猫が愛玩動物として定着していることがわかる。:『猫の日本文学誌』より