Reading Journal 2nd

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日清・日露戦間期における近代仏教の形成 — 近代仏教の形成(その3)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

日清・日露戦争間は、滝沢満之の精神主義や新仏教運動、田中智学の日蓮主義など近代日本仏教思想の原形が出そろった時期である。また、仏教青年サークルが結成され、それらは新仏教を追求するとともに、社会事業にも積極的に取り組んだ。:『日本仏教再入門』より
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アッカーマンの「新しい権力分立」論 — 新しい権力分立?(その1)
長谷部 恭男 『憲法とは何か』より

アッカーマンの「新しい権力分立」論では、「アメリカの大統領制」、「イギリス型議院内閣制」、「日本・ドイツ型制約された議院内閣制」の3者を比べ、「制約された議院内閣制」がもっともすぐれている体制である、としている。:『憲法とは何か』より 
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子貢 – 「一を聞いて二を知る」秀才 — 弟子たちとの交わり(その3)
井波 律子 『論語入門』より

孔子の高弟である子貢は、外交使節として活躍したり、商売をしたりするなど多彩で裕福だった。また頭の回転が速く、孔子ともテンポの良い会話をした。:『論語入門』より
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明治二〇年代の仏教改革をめぐる構造 — 近代仏教の形成(その2)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

廃仏毀釈などのダメージから抜け出せない仏教界に、明治二〇年代、井上円了、中西午郎らによる仏教改革論が現れた。この仏教改革は仏教系メディアの成長もあり、仏教の現状を批判した青年仏教徒たちの支持を得る。:『日本仏教再入門』より 
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民主主義とは — 立憲主義と民主主義(後半)
長谷部 恭男 『憲法とは何か』より

民主主義は、古くはネガティブなイメージの言葉であった。ここでは、その民主主義がどのようにして今日のようにポジティブなものとなったか、その変遷を追う。さらに民主主義における憲法の必要性をプレコミットメントとという考え方で説明する。:『憲法とは何か』より 
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顔回 – 孔子最愛の弟子 — 弟子たちとの交わり(その2)
井波 律子 『論語入門』より

多くの孔子の弟子の中で顔回は、一番のお気に入りだった。『論語』でしばしば言及されているがほとんど絶賛である。しかし、孔子に先立ち顔回が亡くなる。顔回の死は孔子に打撃を与え、孔子は悲観にくれた。:『論語入門』より 
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仏教の近代化を考える — 近代仏教の形成(その1)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

19世紀以降の「近代仏教」を考えるための指標として、「個人化」「社会化」「政治化」「西洋化」「学問化」「制度化」「グローバル化」「植民地主義への加担」「仏教系新宗教の成立」「民俗再編」「先祖観の編成」などが挙げられる。『日本仏教再入門』より 
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立憲主義とは —立憲主義と民主主義(前半)
長谷部 恭男 『憲法とは何か』より

立憲主義とは、近代国家の権力を制約する思想あるいは仕組みをさす。それは、私的・社会的領域と公的・政治的領域の区分を前提とし、個人の自由と公的な政治の審議決定を両立させる仕組みである。:『憲法とは何か』より 
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教育者としての孔子 — 弟子たちとの交わり(その1)
井波 律子 『論語入門』より

ここでは、「教育者としての孔子」の実像がうかがわれる条が集められている。孔子は詰め込み教育を否定し、自発性を重視した教師だった。:『論語入門』より
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近代日本の祭政教関係の制度化 — 廃仏毀釈からの出発(その3)
末木 文美士 『日本仏教再入門』より

明治政府の仏教冷遇政策に対して、島地黙雷、大洲鉄然、赤松連城などの真宗勢力が、果敢に批判した。彼らはヨーロッパ視察を通じて得た宗教の概念や政教関係の知識から、政教分離や信仰の自由を説いた。そしてその努力により、政府の政策は変更される。:『日本仏教再入門』より