2024-10

Reading Journal 2nd

[レビュー]『上野アンダーグラウンド』
本橋 信宏 著

上野アンダーグラウンドは、上野の陰の部分を扱うとともに上野をキーワードにして、広く社会のネガティブな部分をあぶりだしている。内容は極めて広く、中国エステや出会い系喫茶、上野にかつてあったスラム街の話や宝石街の話など多岐にわたる。『上野アンダーグラウンド』より
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共鳴する関係を育む(後半)
リチャード・ボヤツィス 他 『成長を支援するということ』より

共鳴する関係を育むには、「聞くこと(アクティブ・リスニング)」が必要である。しかし、聞くことは難しく、意思の力と努力とエネルギーが必要である。大切なことは相手が話す割合と自分が話す割合を8対2程度に抑えることである。:『成長を支援すること』より
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ミシェル・レリス
ジャン=ルイ・ド・ランビュール 『作家の仕事部屋』 より

ミシェル・レリスは、《告白の専門家》と呼ばれる詩人である。その一方で人類学者でもある。かれは告白文学を書き進め、告白文学の新たな地平を築いた。気づいたことをカードに書きとめ、それらを相互に連結させ創造する。:『作家の仕事部屋』より
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[読書日誌]『あなたを変える行動経済学』
大竹 文雄 著

『あなたを変える行動経済学』は、著者が早稲田塾で行った連続講義を元にしている。目的は受験生の悩みに少しでもこたえられるように行動経済学の考え方とその応用例を示すことである。:『あなたを変える行動経済学』より
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誰もがポピュリスト?
ヤン=ヴェルナー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』より

ポピュリズムは、反エスタブリッシュメントであるが、それだけでなく反多元主義であることが必要である。民主主義は多元主義と承認が必要であるためポピュリズムは民主主義の脅威となる。本書はポピュリズムを識別し対処の手助けを目的とする。:『ポピュリズムとは何か』より
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共鳴する関係を育む(前半)
リチャード・ボヤツィス 他 『成長を支援するということ』より

支援者と対象者に共鳴する関係を築くには意志と準備と実践が必要である。効果的な対話は、人間関係の質、深く話を聞くこと、意義ある議論、成長に為の励ましからなる。また、支援者の気分は対象者に影響するため、マインドセットを整える必要がある。:『成長を支援すること』より
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J・M・G・ル・クレジオ
ジャン=ルイ・ド・ランビュール 『作家の仕事部屋』 より

書物を書くときは、冒頭から終わりまでボールペンで一気に書き上げる。そしてその原稿をほとんど抹消もなしに全体をタイプする。何かを書くときは、抑えがたい欲求を感じるときである。そしてそれを紙の上に吐き出すように一気に書き続ける。:『作家の仕事部屋』より
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公共政策への応用(後半)
大竹 文雄『行動経済学の使い方』より

ここでは、公的年金や公的社会保険への加入が、なぜ義務となっているか、法案を提出する際に損失回避を強調するナッジ、公共政策と社会規範を使たナッジ、さらに著者らの行った血液型と献血の問題などが紹介される。:『行動経済学の使い方』より
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[読書日誌]『ポピュリズムとは何か』
ヤン=ヴェルナー・ミュラー 著

2017年トランプ政権が誕生した。ここでトランプは「エスタブリッシュメント」が打ち破られ、人民が再び統治すると宣言する。この反エスタブリッシュメントこそがポピュリズムの特徴である。そして、自分たちのみが正しいとして、人々を分断する。:『ポピュリズムとは何か』より
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パーソナルビジョンの力
リチャード・ボヤツィス 他 『成長を支援するということ』より

パーソナルビジョンには人生を変える力がある。それは、「起こりうる未来のイメージである」。これは目標をリストアップすることではない。目標には有用な面があるが、責任感が伴いNEAを活性化してしまう。しかしパーソナルビジョンはPEAを活性化する。:『成長を支援すること』より