2024-08

Reading Journal 2nd

外国語を身につけるために(その3)
白井恭弘 『外国語学習の科学』より

従来の文法訳読方式の勉強は、実際のコミュニケーションを目的とする学習法としては効率が悪い。何よりもインプットの量が不足している。大量のインプットを読んだり聞いたりすることにより「予測文法」が身に付き、言語習得につながる。:『外国語学習の科学』より
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逆説法 / 諷喩 
瀨戸 賢一 『日本語のレトリック』 より

逆説法・パラドクスは、一般に明らかに矛盾したり非常識と思われるなかに一条の光が差し込むときに生ずる。また、風喩(アレゴリー)は、意味の一貫した隠喩の連続である。ストーリーに展開した諷喩は、寓喩と呼ばれることがある。:『日本語のレトリック』より
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新しいインド?(その3)
湊 一樹『「モディ化」するインド』より

現在のインドは、大きな行き詰りに直面しているが、政府・与党は、「大きな物語」というヒンドゥー至上主義の理論を巧妙に宣伝することによりそれを隠そうとしている。そして「大きな物語」では、モディ首相を神格化している。:『「モディ化」するインド』より
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外国語を身につけるために(その2)
白井恭弘 『外国語学習の科学』より

第二言語学習の「習得順序」や「発達順序」には、ある程度の普遍性がある。そして発達順序は飛び越えて習得することが出来ない。また、学習言語は様々な要因に影響を受ける。そのようなことを教師や学習者が知ることは、大切なことである。:『外国語学習の科学』より
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声喩 / 漸層法 
瀨戸 賢一 『日本語のレトリック』 より

擬声語と擬態語をあわせてオノマトペという。このオノマトペはあまり評判がよくないが、場面転換の合図などに使え、日本語の構造の問題もあり多用されている。また、ことばを足していくことによりクライマックスを形成する技法に「漸層法」がある。:『日本語のレトリック』より
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新しいインド?(その2)
湊 一樹『「モディ化」するインド』より

インドは「経済成長を続ける新興国」「普遍的価値を共有する戦略的パートナー」というイメージがあるが、どちらも現実との間に溝が広がっている。経済に関しては、新型コロナ対策と農村部の疲弊と雇用不足のため減速している。:『「モディ化」するインド』より
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外国語を身につけるために(その1)
白井恭弘 『外国語学習の科学』より

外国語の学習法は、初期には構造的言語学に影響された「オーディオリンガル教授法」が行われた。しかし、チョムスキーの生成文法が発表されると、その時代は終わる。その後第二言語教育の研究は「語用分析」」から「中間語分析」に移った。:『外国語学習の科学』より
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倒置法 / 対句法 
瀨戸 賢一 『日本語のレトリック』 より

「倒置法」は、倒置することにより強調したい部分を後までとっておき、そのサスペンド(宙づり)効果を使うレトリックである。また、主節と従属節を逆転させる用法もある。「対句法」は、「対句」により対立を際立させる効果がある。:『日本語のレトリック』より
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新しいインド?(その1)
湊 一樹『「モディ化」するインド』より

2000年代に入ると世界では民主主義が後退し、しだいに権威主義の国が増えてきた。インドも2014年にモディ政権になってから次第に権威主義化している。インドの権威主義は、民主主義の形骸化とヒンドゥー至上主義という二つの面からなる。:『「モディ化」するインド』より
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外国語学習のメカニズム(その3)
白井恭弘 『外国語学習の科学』より

第二言語習得モデルには、言語はインプットのみで取得されるというインプット仮説と学習を繰り返すごとに自動化されると主張する自動化モデルという2つの理論がある。どちらも極端な部分があり、多くの研究者は、その中間的な立場をとっている。:『外国語学習の科学』より