Reading Journal 2nd くびき法 / 換喩 瀨戸 賢一 『日本語のレトリック』 より 「くびき法」は、「服装の乱れは、心の乱れ」のように「同じ表現でその意味が異なる」というレトリックである。そして換喩(メトニミー)は、意味を横滑りさせ、空間的な結びつきや時間的な結びつきで表現するレトリックである。:『日本語のレトリック』より 2024.07.11 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 相手の話は相手のこと(わかるが勝ち) / 評論家にならない東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より 聞き上手になるには「相手の話は相手のこと」として客観的な立場で、しかも共感をもって話を聞く必要がある。このことは難しく客観的になりすぎると、自我関与度が低くなり、相手に寄り添えない。寄り添おうとすると、尋ねるになってしまう。:『プロカウンセラーの聞く技術』より 2024.07.10 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 母語を基礎に外国語は学習される(前半)白井恭弘 『外国語学習の科学』より ある言語の習得の難しさを決めているものの一つに「言語間距離」がある。日本語と英語は言語間距離が離れているため、日本人は英語の習得にハンディキャップを追っている。この言語間距離と習得の難しさの問題は、母語の知識の「転移」が関係している。:『外国語学習の科学』より 2024.07.09 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 擬人法 / 共感覚法 瀨戸 賢一 『日本語のレトリック』 より 擬人法は、人でないものを人に見立てて表現するレトリックで、隠喩の一種である。隠喩であるがこのような例が多いため特別扱いされている。また、共感覚法は、ある感覚に対する表現が他の感覚の表現を借りて表されるレトリックである。:『日本語のレトリック』より 2024.07.08 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 寡黙と「いま・ここ」の感覚 / 嘘はつかない、飾らない(オープンということ)東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より 聞き上手は、寡黙であることが必要である。そして人の話を聞くときは「いま・ここ」の感覚を持って聞く必要がある。また、人は相手がオープンだと話がしやすい。オープンであるということは、偏見を持たずに素直に受け入れることである。:『プロカウンセラーの聞く技術』より 2024.07.07 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd [読書日誌]『外国語学習の科学』白井恭弘 著 [全17回] 本書は、「第二言語習得(=SLA)」に関する研究を通して、なぜ母語は皆習得できるのに、外国語の習得には差が大きく出るのかなどを解説し、そして、どのような外国語学習が効果的でどのような人が成功するのかについての研究の成果も紹介している。:『外国語学習の科学』より 2024.07.06 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd [レビュー]『あつあつを召し上がれ』小川 糸 著 人生にはいろいろな人生があり、そしてその人生に刻まれた特別な料理がある。この本はそんな人生に寄りそう料理を中心とした七つの短編集である。どの料理にもどの話にも、小川糸のスパイスが効いていて、あなたの心を温めてくれる。:『あつあつを召し上がれ』より 2024.07.05 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 隠喩 / 直喩 瀨戸 賢一 『日本語のレトリック』 より 「雪は、美しい花だ」という時、「美しい花」は「雪」の隠喩である。隠喩は比喩の中の比喩であり、ズバリ喩える。そして隠喩は、言葉の飾りではなく思考そのものときもある。次に「雪は、美しい花のようだ」というとこれは直喩である。:『日本語のレトリック』より 2024.07.04 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 素直に聞くのが極意 / 聞き上手には上下関係なし東山紘久 『プロカウンセラーの聞く技術』 より 前半は、「素直に聞くこと」である。これは、相手のことは相手の思いのままに聞き、自分の思いは相手が聞くまで胸にしまっておくだけである。しかし簡単なようで難しい。後半は、上の立場の人の話の聞き方について。:『プロカウンセラーの聞く技術』より 2024.07.03 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd あとがき田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 著者がこの猫の本を書く動機は、今まで猫の本で文献を中心としたものが意外なことになかったからであるとしている。また改訂にあたっては猫を素朴に礼賛するのではなく書き留められるだけの理由があった、という姿勢に改めたと言っている。:『猫の日本文学誌』より 2024.07.02 Reading Journal 2nd