Reading Journal 2nd 聞くことのちから、心配のちから(その2)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 「わかる」にも種類があり、ここで大切なのは普通のわかるではなく、「相手がどのような世界を生きているのか」わかるという「わかる」である。この「それはつらかったよね」という「わかる」は、「世間知」によって支えられている。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.21 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd ねこまた出現(その1)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 平安時代も末期になると、猫は可愛いだけの存在でなく、しだいに不思議な存在となり、ついには「ねこまた」になる。ねこまたは、長生きした猫が化けるもので、犬ほどの大きさがあり、そして人を取ってくらうものとして恐れられた。:『猫の日本文学誌』より 2024.05.20 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd なんとなく笑えるって、いい時間だ / 不条理な悲しみの深い意味柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 前半は、言葉や絵にユーモアを秘め、蒸し暑い夜に気分をカラッとさせる絵本を四冊紹介している。後半は、昭和戦前期に活躍した童話作家・新美南吉の作品がもとになった絵本を、代表作の『ごんぎつね』を含む三冊を紹介している。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.19 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 聞くことのちから、心配のちから(その1)東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 「心のサポーター事業」は、素人に毛をはやす程度の事業だが、この「ささやかな毛」が、重要である。メンタルヘルスというと専門的な話と聞こえがちだが、素人の「世間知」と専門家の「専門知」が互いに補い合うことが必要である。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.18 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 王朝貴族に愛された猫たち(後半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 当初は、高級輸入品でステータスシンボルだった唐猫も、しだいに可愛がる対象になっていく。そして、それと共に神秘的な力を宿した存在とも捉えられ始める。平安時代の後期になると、猫が恐怖の対象になる話も出てきて、次章の「ねこまた」へ続いていく。:『猫の日本文学誌』より 2024.05.17 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 無垢な時間をあたえてくれる動物たち / 冬でも生きている小さないのち柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 生き物をモチーフにした絵本の中には、その驚きを誰かに話したくなるものが少なくない。前半では、そのような絵本が四冊紹介されている。柳田は、就寝前にこのような写真絵本を読むことを勧めている。後半には、冬の昆虫の本が三冊紹介されている。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.16 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 聞いてもらう技術 小手先編 /緊急事態編東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 「聞いてもらう技術」日常編のテクニックで日常での関係性を耕したところで、本当の緊急事態に聞いてもらうテクニックが、緊急事態篇である。この技術は、まわりから「なにかあった?」と聞いてもらうための技術である。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.15 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 王朝貴族に愛された猫たち(前半)田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より 平安時代になると王朝貴族の間で、高級輸入品の「唐猫」がステータスシンボルとなる。これら貴族社会に入った猫は、『枕草子』や『源氏物語』にも登場する。特に『源氏物語』では、女三宮と柏木の秘めたる恋を取り持つアイテムになっている。:『猫の日本文学誌』より 2024.05.14 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd いのちを育む鳥の巣賛歌 / 雪の森はこころを静寂の世界に柳田邦男 『人生の一冊の絵本』より 前半は、鳥の巣の収集と研究にかけては世界的な鈴木まもるさんの鳥の巣の絵本を三冊紹介している。そして、後半は、柳田邦夫が心静かに時を過ごすときに手を取る絵本を二冊紹介している。:『人生の一冊の絵本』より 2024.05.13 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 聞いてもらう技術 小手先編 /日常編東畑開人 『聞く技術 聞いてもらう技術』 より 「聞く」が上手くいかないときは、「聞いてもらう」が不足している。ここでは、聞いてもらう技術のうち、聞いてもらう環境を整備するための日常的に使える小手先が紹介されている。その本質は、自分と他人を一緒の空間においておくことである。:『聞く技術 聞いてもらう技術』より 2024.05.12 Reading Journal 2nd