2024-05-17

Reading Journal 2nd

王朝貴族に愛された猫たち(後半)
田中 貴子 『猫の古典文学誌』 より

当初は、高級輸入品でステータスシンボルだった唐猫も、しだいに可愛がる対象になっていく。そして、それと共に神秘的な力を宿した存在とも捉えられ始める。平安時代の後期になると、猫が恐怖の対象になる話も出てきて、次章の「ねこまた」へ続いていく。:『猫の日本文学誌』より