Reading Journal 2nd 大和物語ーー歌物語から説話文学へ山口 仲美 『日本語の古典』 より 『大和物語』は『伊勢物語』と同じく歌物語である。しかし、『伊勢物語』と比べるとその味わいは随分と違っている。『伊勢物語』では、和歌が常に話のクライマックスだが、『大和物語』では、和歌よりも話の方に重点がある。:『日本語の古典』より 2024.02.19 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 海の向こうエルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より 鉄道と蒸気船の発明は、世界を小さくした。中国やインドへの旅ももはや冒険とは言えなくなった。そのころ、イギリスは中国にアヘンを売り込み、怒った中国と戦争なり莫大な賠償金と通商の権利を得る。そして日本やアメリカにも大きな歴史の波が訪れた:『若い読者のための世界史』より 2024.02.18 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd おわりに松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より 本書は、日蓮の人生をわかりやすく解説することを狙いとしている。そして新しい試みとして、日蓮がライバル視していた律僧との関係に注目した。資料の『日蓮遺文』については史料批判を行い、偽書の疑いもある遺文もできるだけ使用している。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 2024.02.17 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 蜻蛉日記ーー告白日記を書かせたもの山口 仲美 『日本語の古典』 より 『蜻蛉日記』は、著者の「道綱の母」と藤原兼家の夫婦関係の変遷が書かれている。著者は一夫多妻制の当時としては珍しいくらいに夫の愛に妥協をしなかった。そのため、お互いに緊張関係が高まりその葛藤がこの告白文学となった。:『日本語の古典』より 2024.02.16 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 人間と機械エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より 産業革命がおこると、わずかな賃金で働かざるを得ない労働者が発生し、社会主義も生まれた。このような状況の中で、工場主や市民たちが力をつけ、古い慣習や規則を打ち壊す革命が起こった。そして古い時代は完全に終わった。:『若い読者のための世界史』より 2024.02.15 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 身延山の暮らし(その5)松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より 日蓮は身延山に上って以来体調がよくなかった。九年間身延山を出なかった日蓮は温泉治療のため常陸の湯に向かう。しかし途中の様態が悪化してしまう。そして6人の弟子に後事を託して亡くなった。その時、大地が六種振動したという。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 2024.02.14 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd うつほ物語ーー理想の男性を造型する山口 仲美 『日本語の古典』 より 『うつほ物語』は、『源氏物語』にも影響を及ぼした長編小説である。物語は琴の秘儀継承と皇位継承などの政治の問題という二つのテーマがあり、どちらが主旋律か判然としない。しかし、そこの描かれている仲忠や凉は、当時の女性のあこがれであった。:『日本語の古典』より 2024.02.13 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 最後の征服者エルンスト・H・ゴンブリッチ 『若い読者のための世界史』 より フランス革命の後、新たな支配者としてナポレオンが現れた。彼は、コルシカ島から身を立て、ヨーロパ中を占領し自ら皇帝の座に就いた。しかし、ロシア侵略の失敗からその座を追われ、最後は孤島セント・ヘレナでその生涯を終えた。:『若い読者のための世界史』より 2024.02.12 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 身延山の暮らし(その4)松尾剛次 『日蓮 「闘う仏教者」の実像』 より 日蓮のいる身延山には、多くの信徒がやってくるようになる。また、日蓮も積極的に手紙での布教をしていた。そして、弘安の役が起こった。日蓮はこの蒙古来襲により日本が滅びると予言していたが、蒙古の敗退によりその予言が外れた。:『日蓮 「闘う仏教者」の実像』より 2024.02.11 Reading Journal 2nd
Reading Journal 2nd 伊勢物語ーー命をかける、それが愛山口 仲美 『日本語の古典』 より 『伊勢物語』は、歌を中心とした簡潔な短い話がつづく歌物語である。そこには、かりそめの恋、老いらくの恋、思いきれない恋、しのぶ恋など男女間の多様な愛の姿が記されている。そしてその主張は、愛するということは死をもおそれないことにある。:『日本語の古典』より 2024.02.10 Reading Journal 2nd